水曜日を心待ちにしている。
テレビドラマ「アイシテル-海容-」を見るためだ。
小学5年生の少年が、小学2年生の少年を殺害。
その加害者と被害者の両家族を通じて、
家族のあり方や子供との向き合い方を問うドラマ。
ドラマのトーンは、静かで重い。
3歳の息子を持つ私にとって、
「息子が加害者になったら・・・」「息子が被害者になったら・・・」
考えたくもない話だが、そんな思いがこみ上げてくる。
今日放送された第5話。
加害者の少年は、事件の半年前からある出来事をきっかけに母親に心を閉ざした。
その真相が明らかになる過程で、加害者の母が印象的な台詞を言う。
「育児ストレスに悩んでいた私は、ネットの育児サイト(の書き込み)に夢中だった。
智也(加害者)が学校から帰ってくるのが、その楽しい時間の終わりを告げる合図だった。」
(うろ覚え)
子育て。家族のあり方。妻と子の関係。
忘れられない言葉がある。
テンダに在籍していた2002年~2003年くらいのことだ。
私はベランダで小林社長と雑談をしていた。
どういった経緯でその話になったのかは覚えていない。
ただ、そのときの小林社長の示唆に富んだ言葉は、一言一句覚えている。
「かみさんと子供ってのは、ずっと一緒にいるだろ。
だから、お互いに結構ストレス溜め込んでてさ、
口喧嘩して家の中で険悪になってることも多いんだよ。
だから、かみさんにとっても子供にとっても、
父親が帰って来るのは意外と待ち遠しいんだよな。
お互い逃げ場ができるから。
でも、そんなときに父親が、疲れた顔して、不機嫌そうな顔して帰ってきたら、
何にも話せなくなっちゃうだろ。
余計に疲れるから、父親帰って来なくていいと思っちゃうだろ。
これはもう家庭崩壊の第一歩だよ。
だからオレさぁ、会社を出てから家に着くまでの間に、
一生懸命笑い話考えるんだよ。作り話でもいいから。
大抵ウケないんだけどな。」
小林社長はそう言うと、豪快に笑った。
アイシテルはおれも見とるよ。
返信削除テーマが興味深いよね。
気になってしまって、原作の漫画も読んだよ。
展開が微妙に違っていて、とてもいいです。
なんかしらんが端々で号泣しました。
全2巻によくまとまってる。オヌヌメです。
(絵はレディコミ全開で、所々笑えるけど…)
小林社長のことば、参考にします。
>えぬざとさん
返信削除おぉ!見てくれてる人がいた。超嬉しい。
原作も読んでみたいなぁ。