株式会社そごう・西武から出された西武有楽町店の営業終了についてというプレスリリース(PDF)は、ある意味でとても貴重なリリースだ。
本当は続けたかったのだけれど、いたしかたなく断念(閉店)という悔しさが文面から滲み出ている。
「万策尽きた」という言葉は、軽々しく口にしてよい言葉ではない。
しかし、日経スペシャル ガイアの夜明けの再生への闘いというDVDで、
西武百貨店再建への想いの一端を見るだに、
まさに「万策尽きた」のだろうなと思ってしまう。
誰だって苦労を徒労に終わらせたくない。
「クリスマスの日に営業を終了するなんて、最後に一儲けしようという魂胆か」という意見もあろう。
しかし、リリースにある通り、更なる赤字拡大が必至な状況であれば、
営業を終了する日は早いにこしたことはないのだ。
それでも、クリスマスの日を営業終了日に選んだのは、
この西武有楽町店が、有楽町ならびに銀座地域の発展に一役買ったという自負心、
そして、最後は華やかに笑って終えたいという美意識のようなものを感じるのは、私だけだろうか。
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自分たちの時代から考えると、有楽町そごうより西武なイメージです。
返信削除そごうは、もはやあったことすら忘れ、あそこはビックカメラが昔からあった気がしてしょうがない。
だからこそ余計に寂しい。
いつの日か、西武があったことを忘れてしまう日が来るのだろうか?
クリスマスに無くなるってのが、あまりにも悲しい。
今日のブログは久々にこみ上げてくるものが、収まらない・・・