2009年7月9日木曜日

お役所仕事とフレンドリーさ

朝一番で、豊島税務署へ向かう。

うちの会社は給与の支給人員が9名以下のため、
源泉所得税の納付期限と納期の特例を受けている。

その納付書の書き方にちょっとした不明点があったため、
それを教わりに行ったのだ。

税務署というと若干怖いイメージがあるが、
対応いただいた職員の方には大変丁寧に教えていただき、とてもありがたかった。
疑問点はすっきりと解消できた。

色々な手続きをするために、区役所、ハローワーク、社会保険事務所、税務署、法務局、都税事務所などのいわゆる「お役所」に足を運ぶことがたびたびある。
職員の方々の対応は総じて丁寧で、かつフレンドリーだ。
私が社会人になりたての10年前とは隔世の感がある。

が、最近ときどき思うことがある。
そこまで丁寧、フレンドリーじゃなくてもいいんじゃないか、と。

「お役所仕事」という言葉がある。
融通が利かない、マニュアル通りにしか動かない、前例がないことをしないなど、
皮肉を込めた物言いだ。

いや、もちろんサービスを受ける側としては、職員の方がフレンドリーで丁寧なのは嬉しい。
高圧的であったり、横柄なのよりはよほど良い。

しかし、お役所の仕事と言うのは、気を利かせることは必要であっても、
融通を利かせることはあってはならない。

ただ、職員の方の態度があまりにフレンドリーだと、
一押し、ごり押しすれば無理が通ってしまうと勘違いしてしまう人もいるのではないだろうか。
(学校におけるモンスターペアレントの増加などはこういった部分もあるのではないかと思っている)

断るべきときにはきっぱりと断る。ゴネ得は許さない。
「この人には無茶な要求は通らなそうだな」と思わせるためにも、
「ちゃんと納税しないと後が怖そうだな」と思わせるためにも、
お役所の職員の方々はもう少しフレンドリーさを捨てて、威厳を出す方向でもいいんじゃないかなぁ。

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