プロ野球好きの私にとって、週刊ベースボールは愛読誌の1つだ。
週刊ベースボールの歴史は古く、今年で創刊51周年を迎える。
内容は、その週に行われた試合の結果以外にも、
コラムや選手インタビュー、技術解説などなどバラエティーに富んでいる。
また、特定のチームや選手をえこひいきしない姿勢や、
2軍やアマチュアや海外プロ野球の情報もコンパクトだが詳細にまとめられており、
専門誌のお手本のような雑誌だ。
中でも一番興味深く、かつ、感心してしまうのが巻頭の特集ページだ。
プロ野球の試合自体は、シーズン中は毎週5試合程度行われるため、
試合の結果やインタビューを載せるのはネタは尽きないと思う。
が、巻頭特集はそうはいかない。
プロ野球のことだけを取り上げる雑誌のため、ある意味では非常に狭い世界の話であり、
話題にできることの数は限られる。
しかも、歴史が長い雑誌であるがゆえに、過去に似たような特集がされていたかもしれない。
あまりにマニアックな話題をとりあげても、売上が下がってしまうだろうし、
同じような特集ばかりでは、飽きられてしまう。
特定の選手やチームを肩入れした特集を行えば、
そのチームのファンではない層が買わないかもしれないなど、
非常に限定要素が多い。
にも関わらず、毎号のように違った特集を企画するベースボール・マガジン社の企画力およびそのクオリティには素直に恐れ入る。
逆に考えれば、この企画力とクオリティを維持できた(維持できる)からこそ、
インターネットで情報が簡単に収集できる時代になっても、
雑誌としてファンから指示され続ける専門誌なのだろう。
今週発売された7月27日号は、「ユニフォームの美学」という特集であった。
最近の復刻ユニフォーム流行の現状を踏まえ、
各球団のユニフォームデザインの変遷の歴史が写真付で解説されている好特集だ。
埼玉西武ライオンズの今年からのユニフォームも非常に格好いいと思うが、
全盛時代の緑と赤のラインが入ったデザインは、
当時の強さのインパクトと相まって、今見ても格好いいなと思う。
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