2010年2月2日火曜日

バンダイナムコゲームスの人員整理は総量規制を見越してか。

あまり興味がなかったり、仕事上でかかわりがない業界のことは、
知識や情報が数年前のままで停滞していることってよくあると思う。

バンダイナムコホールディングスがグループのリスタートプラン(PDF)と称したリストラ策を発表した。
同社は統合以降、業績好調だっただけに実に意外だった。

発表されたPDFを読むと、アメリカ事業の不振とのれんの減損処理による業績悪化なのだが、
リストラの内容は、事業の再編とバンダイナムコゲームスの人員整理。

業績悪化理由とリストラ策がなんとなくイコールにならない。

バンダイナムコグループの事業体について不勉強であったため、
なんで事業再編が必要なのかなと思い各事業会社の内容を見てみたところ、
もしかしたら、バンダイナムコゲームスの「パチンコ・パチスロ機器向けコンテンツ事業」がキーなのかなと思った。

今年の6月までに改正貸金業法が改正され、年収の3分の1までしか借り入れができなくなる(総量規制)。

2006年(法律では2007年)に消費者金融のグレーゾーン金利が撤廃され、
消費者金融の与信管理が厳格化したことにどの程度関係があるかはわからないが、
2006年を境にパチスロ店舗数は減少に転じた。(ちなみに、パチンコ店舗はずっと減少傾向にある)

もし、グレーゾーン金利撤廃がパチンコ・パチスロ店の減少(及び利用者の減少)につながっているならば、
今回の総量規制の影響はもっと大きいだろう。

そのような中で早めに手を打ったということなんだろうか。

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