あくまで個人的な意見だが、この公的資金注入は大賛成だ。
「大きすぎて潰せない」という性質のものではないからだ。
しかし本音を言えば、吹けば飛ぶような零細企業の経営者としては羨ましい限り。
国民生活や経済産業活動を支える観点から極めて重要
と言ってもらえるような会社にしたいもんです。
国民生活や経済産業活動を支える観点から極めて重要
朝から思わぬ事態に遭遇した。
出社し、いつもどおりにPCを立ち上げ、メールのチェックをしようとすると、メールが受信できない。
メールサーバにPINGを打ってみると極めて反応が悪い。
これは何かあったなと思い、障害の切り分け作業に入る。
まず、LAN内のローカルサーバにアクセス。これはOK。
自身のPCのNIC(LANカード)が故障したわけではなく、自社のL2スイッチの問題でもない。
続いて、ファイアウォール、ゲートウェイ端末(うちはADSLモデム)をチェック。これもOK。
Web閲覧は可能という状態であり、ISPの故障情報等を見ると何の問題もなさそうだ。
そうなると、外部に委託しているレンタルサーバのハードウェアに何かあったか、
データセンターに何かあったかの二択だ。
しかし、レンタルサーバ会社のWebサイトを見ても何も書かれていない。
これは困った。
というのも、レンタルサーバ会社への連絡はメールを介して行わなければならない。
電話番号は非公開とされている。
しかし、肝心のメールサーバに通信ができない状態なのだ。
しかたなくGmailから状況確認のメールを送信する。
それから2時間経ち、ようやく返信があった。
この間、私はほぼ待ちぼうけの状態である。
結果、データセンター内にある他社さんのサーバが、
第三者からセキュリティーホールを突かれた攻撃を受け、
膨大なトラフィックが発生したために、回線が飽和状態にあったということだ。
この件であらためて思った。
神田での打ち合わせが終わった後、渡辺を付き合わせ秋葉原へ向かった。
ここ数日、社内のサーバやネットワーク周りのことをやっていたら、
ちょっと昔のことを思い出し、ハードウェア好きの血が騒いできたのだ。
9年前の2000年。社会人1年目。
夏が終わる頃、ネットワークエンジニアになりたいと思うようになっていた私は、
週末になるとよく秋葉原へ出かけていた。
中古のサーバ機やネットワーク機器を物色するためだ。
Windows NT Server 4.0やCISCOのルータの勉強をしたかったのだが、
当時のテンダの社内には、「遊んでいる」サーバ機はなかった。
高性能なCISCOのルータやスイッチを必要とするネットワーク環境でもなかった。
ましてや、ネットワークを担当しているわけでもない、
新卒の若造にそんな勝手が許されるわけもなく、
勉強したいと思ったら自前で揃えるしかなかったのだ。
いや、言えばやらせてくれたのかもしれないが、
言う度胸がなかったのと、それしか思いつかなかった。
当時、10万円以下で購入できるような格安PCサーバは販売されておらず、
新品のサーバは非常に高額なものばかりだった。(少なくとも私にとっては)
どなただったかは忘れてしまったが、
テンダの先輩が秋葉原になら中古のサーバ機が売っていると教えてくれた。
逆に言うと、そのくらいのことを知らないほどに私はド素人だった。
それまで、秋葉原には何度も行っていたが、
目的は自作PCのパーツを買うためで、
サーバとかネットワークの専門店があることは知らなかったのだ。
それで、初めてottoへ行った。
中古機といえども、それなりの金額はするだろうと思い、貯金の全額、約20万円を財布に忍ばせて。
すると店内には、中古サーバ機がずらりと並んでいた。
その数にも圧倒されたが、値札を見てもっと驚いた。
Windows NT Server 4.0を動かすには十分すぎるほどのスペックの中古サーバ機は3万円程度だったからだ。
私は1台のサーバ機とハードディスク、それとメモリを全部中古で購入し、
盗まれたらどうしようという要らぬ心配をして、タクシーで帰宅した。
本当に、恥ずかしいほどにワクワクしながら。
そんなことを思い出しながら、久しぶりに向かった秋葉原。
景色はがらりと変わってしまい、道に迷ってしまった。
Laoxのザ・コンピュータ館が閉店していたのことを初めて知り、寂しさがこみあげてきた。
かつて、サーバ機を買った場所は、ネットワーク専門店になっていた。
店員さんに聞いたところ、PCサーバ専門店は別の場所にあるという。
時代の移り変わりを肌で感じ、戸惑いと少しの寂しい思いはしたけれど、
秋葉原の街を去るときには不思議と「やるぞ」という気持ちになっていた。
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本多店長の夢は、コスプレやオタク文化で宇都宮の街を活性化させること。
「宇都宮を第二のアキバにしたい」
ビジネス誌が好きでよく読んでいる。
中でも、日経ビジネスは会社で定期購読していることもあって、大抵隅から隅まで読む。
定期購読をすると店頭では月曜日に並ぶ誌面が金曜日に届く。
土日の空いた時間で読めるので、金曜日に届くというのはとてもありがたいサービスだ。
で、誌面を読んでいると、記事とは半ば関係のないところで、知識を得ることも多い。
2009.6.15号の時流超流もそうだった。
今号の時流超流は、「デトロイト、米最悪都市の末路」という刺激的なタイトルがついており、
30年以上にわたりデトロイトが衰退していく様子が簡潔にまとめられ、
GMの破綻がその衰退に拍車をかけるだろうという内容の記事であった。
それだけでも十分に読み応えの記事であったが、
私が思わず「読んで得した」と思ったポイントは別なところにあった。
デトロイトというと、自動車都市というイメージの他に、
音楽好きを自認する私としてはモータウンのイメージも強い。
モータウン(Motown)というのは、レコードレーベルの名前でもあり、
同時にその独特なR&Bサウンドは、音楽の一ジャンルになっているほどだ*。
私が「読んで得した」と思ったのは、このモータウンの名前の由来。
モーター・タウン(Motor Town「自動車の街」)を略したものだというのだ。
音楽好きとか言いながら、そんなことも知らなかったのかと笑われてしまうかもしれないが、
このブログで白状している通り知らなかった。
思わぬ形で、少しだけ「音楽好き」としてのレベルが上がったかなと思う。
*モータウンの代表曲には以下のようなものがあります。
是非一度聴いてみてください。一度は耳にしたことがある曲も多いのではないかと思います。
(リンク先はYouTube)
My Girl - The Temptations(1964)
I Can't Help Myself - Four Tops(1965)
You Can't Hurry Love - The Supremes(1966)
I Want You Back - The Jackson 5(1969)
What's Going On - Marvin Gaye(1971)
心が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。
思い出すぜあの土砂降りの野音
皇居まで響かせた爆音