2009年4月23日木曜日

仁志選手と東京ドーム

二転三転。
横浜ベイスターズの仁志(にし)選手に関する報道がそんな状態だ。

開幕から不振にあえいでいた仁志選手は、二軍行きを命じられた。
その翌日、仁志選手は今期限りでの引退を申し出たというのだ。
さらに翌日、マスコミの取材に対し引退を否定。しかし、違う新聞では否定せずとなっている。

開幕して20日程度でこのような報道が出るのは異例だ。
どの報道が本当なのかはわからないが、シーズンオフには結果が出る。
それを待つしかない。

1998年だと思う。
中ちゃん*に誘われて東京ドームにジャイアンツ戦を見に行った。

中ちゃんは巨人戦のチケットを新聞の勧誘員(拡張団)からもらったのだという。
座席は3階席のレフトポールが間近に見えるような位置。すごく高くてすごく遠い。

会話が弾み、あまり試合を注視していなかった。
ふとグラウンドに目をやると、ネクストバッターズサークルの選手に目が止まる。

うまい表現が見当たらないが、とにかく豪快な素振りをしている選手がいた。
それが仁志選手だった。

テレビで見る仁志選手は、プロ野球選手としては小柄だ。
プレイスタイルも決して長距離打者のそれではない。
しかし、そのときの仁志選手は本当に大きく見えた。

仁志選手は今年38歳になる。
ビジネスマンでいえば、やっと脂が乗ってきた年齢だが、
プロ野球選手でいえば、すでに定年間近のおじさんだ。

松井選手やイチロー選手、ダルビッシュ投手がプロ野球界の主役でありヒーローだとすれば、
仁志選手のプロ野球人生は失礼ながら脇役であり、悪役に近い。
ただし、名脇役であり好敵手だった。

もっと円熟味を増したプレイを見せてほしい。
引退してしまったら寂しい。
素直にそう思っている。

*中ちゃんについては、後々色々な形で紹介させてもらいたい。

2 件のコメント:

  1. 中ちゃん氏の代理人です。
    当人は遠慮させていただくとのことです。
    残り少ない余生を静かに過ごしたいとのことです。
    お察しください。

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  2. 中ちゃん残り少ない命なのか…。








    いやー残念だな…。
    まったく残念だ。
    本当に残念すぎる!!


    残念すぎてなんか笑えて来た。

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