絶望という言葉すら生ぬるい。
「JR宇都宮駅東口整備、白紙に 総事業費300億円、民間グループ撤退」
というニュースを見たからだ。(リンク先は、下野新聞SOON)
JR宇都宮駅東口付近は、大規模な再開発事業(土地区画整理事業)が始まっていた。
以前にこのブログで書いた餃子像の移転も、この整理事業に伴うものだ。
土地区画整理事業およびその経過については、宇都宮市のWebサイトに詳しい。
宇都宮駅のことは詳しくない人が多いと思うので、簡単に説明させていただく。
宇都宮は、宇都宮駅を基点に考えれば、西口方面と東口方面の2つに分けることができる。
西口方面は、宇都宮二荒山神社を中心に発達した町で、
宇都宮市役所、栃木県庁舎などの施設があり、
東武宇都宮百貨店や宇都宮パルコ、オリオン通り、などの商業施設も多い昔からの町の中心地だ。
とはいえ、近年ずっと空洞化が叫ばれている地域でもある。
東口方面は、住宅地と工業団地だ。
戦後に開けた土地なので、大きな幹線道路が整備され、
まだ土地も余っているために、住宅地として、商業用地としてまだまだ開発の余地がある。
私の実家もこっちの方面にある。
で、このJR宇都宮駅東口。
詳しい理由は忘れたけれども、長年、駅前一等地が空き地になっていた。
↓のGoogle Mapで見るとわかりやすいが、駅の右側が空き地になっているのがわかるだろう。
大きな地図で見る
この空き地を区画整理し、JV(共同企業体)が200億円、市が100億円を負担して、
大きな商業施設を作るというのが、この事業の概要だ。
この事業のために、川向町と東宿郷一丁目の一部は、「宮みらい」という町名に変わってしまった。
宮みらいという町名だけでも十分にトホホなのに、挙句の果てにはJV撤退である。
うまい言葉ではいえないが、
なんかもう、いろいろと返してほしい。
うん。
「返してほしい」のである。
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