2009年8月15日土曜日

終戦記念日に思う

64回目の終戦記念日。
戦争によりお亡くなりになった方々の冥福を祈るとともに、
あらためて今日の日本の平和に感謝したい。

この日が来るたびに、9年前に亡くなった祖父を思い出す。
祖父は私が幼少の頃から、よく戦時中の話をしてくれた。

真珠湾攻撃に衛生兵として参加したときのこと。
・南方でマラリアにかかり何日も生死の境をさまよったこと。
・虫や草、食べられるものは何でも口に入れたこと。ネズミはご馳走であったということ。
・潜水艦に乗りアメリカ本土の攻撃したこと、そして、潜水艦の中で終戦を迎えたこと。*1

82歳で亡くなった私の祖父は、75歳を迎えたときにはすっかりぼけてしまったけれど、
それでも戦時中のことは、まるで昨日の出来事のようにはっきりと覚えていた。
それだけ衝撃的な、忘れたくても忘れることのできない体験だったのだろう。

明日の命の心配をする必要がない。
息子の笑顔を見るにつけ、そんな毎日がいつまでもいつまでも続くことを心から願う。

*1
これは私の記憶があやふやな部分があったため、Wikipediaで調べたところ、
「アメリカ本土を攻撃した」のではなく、「アメリカ本土を攻撃する計画に参加した」なのだろう。
おそらく祖父は、伊号第四〇〇潜水艦(第5231号艦) か伊号第四〇一潜水艦(第5232号艦) に搭乗していたと思われる。

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