2009年9月3日木曜日

企業実務とGoogle社の20%ルール

うちの会社では、日本実業出版社の企業実務という雑誌を定期購読している。

企業の経理・税務・庶務・労務担当者の執務指針と銘打たれている本であるが、
中小企業の経営者向けと思われる内容も充実しており、非常に役立つ雑誌だ。

2009年9月号の第2特集「年度計画必達のために上期の実績をふまえて下期の経営計画を見直すか」での三優ビーディーオーコンサルティングの長山宏氏の指摘に、妙に納得してしまった。
 ある本で、日本人の労働生産性は欧米の70%ということを読んだ記憶があります。
 決まった内容の仕事をこなすという欧米のやり方に対して、自ら工夫して仕事をつくり出すという日本人の仕事の仕方では、三十%程度の無駄があるというのは納得できる線かと思います。(23ページより)
同時に思い出したのは、Google社の20%ルールのことだ。
Google社の20%ルールとは、(エンジニアは)業務時間の20%の時間は自分の好きなことを好きにやってよいというルール。

「自分の好きなことをやってよい」と「自ら工夫して仕事を作り出す」。
ニュアンスの違いはあれども、結局は会社のためになること(社会のためになること)を行うという点では、ほぼ同義と考えられる。

20%ルールのことを知ったときは「Googleってすげえなぁ」と考えたものだが、
この長山氏の記事を読んで、「日本人の仕事の仕方も悪くないなぁ」と考えてしまう自分は、なんて単純なんだろう。

参考記事:

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