2009年4月4日土曜日

高幡不動尊と中央大学

まさに一家総出(祖母、父、母、叔母、私、妻、息子、姪2人の計9名)で花見へ。
場所は高幡不動尊
祖母には父の運転する車で宇都宮市から無理して来てもらった。

日野市にある京王線高幡不動駅周辺は、
大学時代の4年間を過ごした思い出深い場所。

昼食は不動尊正門前にある開運そば
この店があることは、学生時代から知っていた。

私は大のそば好き。
だが、この店は足を運んだことがなかった。
言葉は悪いが「どうせ団体観光客相手の店で、味は大したことないだろう」と。

山菜、大根おろし、ゴマの入った冷やし地蔵そばを注文。
マジに美味しい。
今まで来なかったことを後悔。

固定観念と思い込みは一理もないことをあらためて痛感させられた。

高幡不動尊境内。奥に見えるのは五重塔。
本当はもっと空は明るく桜はきれいだったが、私の撮影技術の低さでブチ壊し。



不動尊で花見を楽しんだ後、その足で母校である中央大学へ。

中央大学には、正門向かって右側に桜広場という桜の名所がある。
そこをどうしても祖母に見せたかった。

今年2月に米寿を迎えた祖母は日野市にも八王子市にも来たことがなかった。
孫の私が、学生時代の4年間をどんな場所で過ごし、どんなところで学んだのかを知らなかった。
その事実に気がついたとき、なぜか無性に悔しくなった。

そんな気持ちを隠しつつ、正月にこの花見を私が企画したとき祖母は快諾してくれた。
膝が悪く100メートルの距離を歩くのも困難な祖母は、この花見を本当に楽しみにしてくれ、
毎日歩く練習をしてくれていたらしい。

多摩キャンパス東部のサークル棟付近の駐車場から桜広場まではそれなりの距離がある。
学生の足でも5分以上はかかるだろう。

祖母は、サークルの勧誘などで学祭状態になっているキャンパスの中を、
途中途中休みながらも桜広場まで歩いてくれた。

桜は満開だった。祖母は喜んでくれた。

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