2009年5月7日木曜日

春駒と顧客囲い込み戦略

夕食にご近所の春駒(はるこま)へ行く。
この春駒さんも私のお気に入りの店の一つだ。

春駒さんは、いかにも街の大衆中華料理店といった趣きで、
店内の座席数は少なく、また清潔感が漂っているとも言い難い。

女性が一人で入るには相当な覚悟が必要だろう。

この春駒さんは、メニューの豊富さ、価格の手頃に加え、
その圧倒的なボリュームはすさまじい。

お腹が強烈に空いているときや、満腹感を味わいたいときには、
ここ以上の選択肢はなかなか見当たらない。

ここで食事をしていると、頻繁に出前注文の電話がかかってくることに気付く。

春駒さんのビジネスモデルを勝手に分析すると、
・メニューの豊富さ(多品種)
・価格の手頃さ(低コスト)
・迅速で広範囲な出前(クイックデリバリー)
・ボリューム
という4つのポイントで他店との差別化ができており、顧客の囲い込みに成功している。
もちろん美味しい。

池袋は飲食店にとって激戦区だ。
一度客足が遠のけば、高額な賃料負担に耐え切れず退場せざるを得ない。

そんな中、立地条件も決して良くなく、店舗も狭いという不利な条件を跳ね除けて、
長らく営業を続けている春駒さん。

ビジネスフィールドは異なれど、学ぶべき点は非常に多い。

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