草野球と利己主義
テンダ在籍時に上司であった高倉さん*に誘っていただき草野球に参加した。
場所は荒川の河川敷にある四つ木橋野球場。
野球をやるのは、バッティングセンターやソフトボールを除けば、
大学1年時に体育の授業で行って以来、実に十数年ぶりのことだ。
会の後半、参加した12人を2チームに分け練習試合(紅白戦?)を行った。
主目的はレクリエーションなので、敵も味方もあって無きが如し。
捕手は相手チームが行う。四球は無し。
投手は基本的にゆるいストレートを打ってもらうために投げ、
それをどう守るかが勝負の分かれ目になる。
小学生、中学生時に野球部に入っていたという人が多く(私もその一人)、
打撃は昔とった杵柄でみんなそれなりなのだが、守備はそうはいかない。
グローブが借り物をみんなで回して使っており、手に馴染んでいないというのもあるが、
単純に体がついていっていないのだ。
ゴロはエラー。フライは落球、またはバンザイ。
そして送球はショートバウンドの悪送球。
いい送球がきても、それを受け手が弾いてしまう。
だから乱打戦のようになる。
みんないい打球を飛ばすのだ。
自分も大きいのを打ちたい。
チームの勝敗とかは関係なしに、外野手の頭上を越える目の覚めるような打球を飛ばしたい。
そんな自分の利己主義的な思いを見透かしたかように、
打球は三塁真正面のボテボテのゴロ、ショート頭上の凡フライばかりだった。
まるで役に立っていない。最悪である。
出塁したとかそういう結果云々ではなく、内容が悪い。
もし自分が草野球の監督であれば、真っ先に自分を外す。
打撃の基本はセンター返し。
そして状況に応じたチームバッティング。
帰路、歩きながら反省ばかりが頭に渦巻く。
ほろ苦い草野球デビューだった。
*高倉さんについては、後々色々な形で紹介させていただきます。
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