2009年5月18日月曜日

大矢明彦監督の休養とチームのゴタゴタ

横浜ベイスターズの大矢明彦監督が解任された。

正式には無期限休養という形だが、
本人から申し出たものではない、球団側から通告された休養である以上、
解任といったほうが適切だろう。

3年契約の3年目。
そして、交流戦が始まる前日の解任劇。
なぜ今なのかと思う。

私は横浜ベイスターズのファンではないけれども、
横浜ベイスターズのここ数年の球団運営(選手補強含む)と、大矢監督の采配(選手起用)は、
一プロ野球ファンとして首を傾げたくなるようなものばかりだった。

村田修一選手吉村裕基選手が看板選手として定着したり、
昨年の内川聖一選手のようなニューヒーローの登場こそあった。

が、プラスの面はそれくらいで、マイナス面のほうが目立った。

抑えの切り札であったクルーン投手の移籍、(現読売ジャイアンツ)、
正捕手の相川亮二選手のFA移籍(現東京ヤクルトスワローズ)、
チームの看板選手の一人である石井琢朗選手の戦力外通告による放出(現広島東洋カープ)、
残留こそなったもののエース三浦大輔投手のFA移籍騒動。

昨年の歴史的な大敗(48勝94敗 勝率.338)は、
投手陣の崩壊によるものが大きいにも関わらず、投手の補強はほぼ行っていないという有様だ。
(代わりに、阪神タイガースで控えに甘んじていたベテランの野口寿浩捕手を獲得したけれど)

選手の移籍・補強から垣間見れるのは、
選手・首脳陣・フロント・親会社間のゴタゴタだ。
チームにビジョンが無いというか、なんとなく中途半端なのだ。

このゴタゴタに乗じて、1リーグ制とか10球団にチーム数削減とかの議論が再燃しないことを心から願っている。

1 件のコメント:

  1. この間、金スマで清原の特集を見た。

    どんなに才能に恵まれた人であっても、関わる
    ステークホルダーによって生かされたり殺されたり
    するんだなということを実感した。

    その時も思ったし、球界に詳しいわけではないけれど、
    学さんが書いているような納得感を欠くような事例って、
    結構ある気がするよ。

    やっぱりプロ野球界っていうのはものすごい大きな産業
    なんだよね。だから球場の外でも色んな人たちの色んな
    ドラマが生まれる。

    外で起きるドラマこそ、いいドラマだともっと日本の球界
    もよくなるんじゃないのかな。

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