2009年11月30日月曜日

第6期終了と「中学生になろう」

今日、11月30日をもって株式会社インプルーヴの第6期を終えた。

お客様や取引先、
有形無形の様々な形で支えてくれた友人たち、
何より家族には本当に感謝している。

業績的にはまったくもって褒められたものではなく、
経営者としての自分自身のふがいなさと情けなさは、
どれだけお叱りを受けてもいたしかたないレベルにあり、
「ああすればよかった、こうすればよかった」と、どれだけ後悔してもしきれるものではない。

とはいえ、後ろを振り返ってばかりいても時間は戻らない。
明るい未来を信じ、前を向きつつ、一年度を終われたことに気持ちの整理をつけたい。

「6年間・・・」
と言うと、BOφWYのアレを思い出してしまう部分もあるが、
学校教育に当てはめると、ちょうど小学校を卒業する期間に相当する。
7年目からは中学生だ。

期末の日には、従業員に対し来年度のスローガンを発表するのをうちの会社の恒例としているが、
株式会社インプルーヴ第7期目のスローガンは、小学校卒業と中学校入学にちなんで、
「中学生になろう!」とした。

なんじゃそりゃと笑われてしまうかもしれないが、
「中学生」という言葉には色んな意味をこめたつもりだ。
勝手ながら説明させていただく。(もちろん、従業員には説明した内容だ)

「新たな気持ちで取り組もう」
小学校を卒業し、先輩たちがやたらと大人に見えた中学校入学のときを新鮮な気持ちを思い出そう、ということだ。6年間同じ事を続けていると、知らず知らずのうちに「慣れ」が出てくる。その「慣れ」は経験に裏打ちされた行動という、いい方向に働くこともあれば、前例主義・踏襲主義に近い、過去に固執し、新しい行動を起こそうとしない悪い習慣に働くこともある。いい意味で過去の6年間は忘れ、新鮮な気持ちで仕事に取り組もうという意味を込めた「中学生」だ。

「より難易度の高い仕事にチャレンジしよう」
小学校の初等教育で学んだ基礎知識を活かして、中学校では中等教育を学ぶように、過去に行ってきた経験を活かして、もっと難しい内容の仕事に積極的にチャレンジしていこうという意味をこめた「中学生」だ。

「多感になろう」
中学生の代名詞「思春期」。急に世界が広がり、今まで知らなかった多くのことを知る。そして、どんな出来事にも、怒り、悲しみ、喜ぶ。社会人経験がそれなりになってくると、色々な出来事に遭遇し、経験を積んでいく中で、いい意味で耐性がつき、多少のことでは動じない心と体を手に入れることができるが、その反面、どんな出来事にも不感になり、仏頂面になっていないだろうか。嫌なことから目をそらし、自分の興味のないことをスルーすることが当然になってしまっていないだろうか。感受性を豊かにしよう。そういう意味をこめた「中学生」だ。

「反抗期を迎えよう」
何か知らんが腹が立つ。社会は腐ってる。死んだ目をした大人が大嫌いだ。その感性を良しとしていこう。この不況の中、仕事があることのありがたさが身にしみると同時に、仕事を受注することに躍起になり、顧客がやってほしいということだけをやる御用聞きの姿勢になっていないだろうか。ややもすると、自分たちの経験上、それが顧客の利益にならないかもしれないことを良しとしてしまってはいないだろうか。正しいと思ったことを堂々と主張していこう。自分たちは、お客さん以上にお客さんのことを考えた上で提案・企画をしているという自負を持って、主張をしていこう。そういう意味での「反抗期の中学生」だ。

「次のステップを目指そう」
小学校の6年間と中学校の3年間、あわせて9年間の義務教育は、誰もが卒業をできる。しかし、高校は話が別だ。自分たちでどの高校に入学したいか進路を選ばなければならない。と同時に、どんなに志望をしてもその高校に入れるとは限らない。企業活動もこれに近い。起業して10年以内に93%の企業が廃業すると言われている。逆に言えば、高校入学(起業10年目)を迎えることができる企業は7%しかないということだ。どんな高校に入学することができるのか。だからこそ、これから3年間の活動が重要だ。そんな意味をこめた「中学生」だ。


そんな思いを胸に、株式会社インプルーヴは、第7期目をスタートします。
これからの活動を見守っていただくと同時に、変わらぬお付き合いをお願いいたします。

お客様におかれましては、今まで以上のご支援とご発注を何卒よろしくお願いいたします!(笑)

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