2009年11月4日水曜日

東京モーターショーの閉幕と日別来場者数

今日、東京モーターショーが閉幕すると同時に、衝撃的な数字が発表された。
主催者であるJAMA((社)日本自動車工業会)の発表によると、
13日間の会期の総来場者数は614,400人。前回行われた2007年の来場者数より57%減ということであった。

東京モーターショーの公式サイトに日別の来場者数が発表されているので、
それを勝手にグラフ化してみると下図のようになる。ポイントが赤いところは休日。




平日の入場者数は一貫して5万人を割っている。
世界的な展示会の1つである東京モーターショーが、
読売ジャイアンツや阪神タイガースの通常の試合の観客数より少ないというのが寂しい。

ちなみに、前回(2007年)のモーターショーは17日間の会期で総来場者は142万人。
1日あたりの平均来場者数は約83,000人。
つまり、今回のモーターショーは、休日ですら前回の1日あたりの平均値に到達していない。

今年9月に同じく幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2009。
プレスリリースで発表された来場者数を見ると、東京モーターショーとほぼ肩を並べた。

若者の車離れが叫ばれるようになって久しい。
車離れの現実をこのようなデータからも垣間見ることができる。

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2 件のコメント:

  1. 団塊JRの世代くらいから、車への興味が薄れてるのかな。
    まぁ実際ウチの会社の若いのもほとんど車持ってないし。

    車ソリューションを利用するのに「車を所有する」以外の
    選択肢が増えてて、そのほうが実は効率が良いって、
    皆知ってるんだろ…。

    IT業界も同じだよ。固定費がかさむものは所有しないことが
    最近の潮流だ。「必要な時に必要なだけ」だな。


    あとエコエコ言いすぎw

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  2. うん。例えば2ちゃんねるとか見ていると、
    自動車を「保有するメリット・デメリット」と
    「保有しないメリット・デメリット」がある中で、
    保有するデメリット論が先行しているとは思うよ。

    うーん、この辺の考察って書くと長くなりそうだから、
    あとでこのブログにでも書くよ。

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