2009年12月31日木曜日

大晦日と2009年の人気記事トップ10

大晦日。いよいよ2009年も終わりである。
1年の締めくくりに、たまには趣向を変えて企画モノをやってみたい。

2009年の私の大きな変化として、この実名ブログを始めたことがある。
おかげさまで日々アクセス数は増え続けている中、「日刊」は実現できていない反省はあるが、
「毎日分」の記事を書けたことに1つの達成感を覚えている。

気が付けば、この記事も274本目の記事となった。
よくもまぁ、書き散らかしたものだとつくづく思う。

それにちなんでというわけではないが、2009年4月1日から12月30日までの、
人気記事トップ10(アクセス数の多かった記事)を勝手に発表させていただく。

1位 : 続・HAMAX Smileyとレビュー - 6月21日
2位 : HAMAXと高輝度反射シート - 4月19日
3位 : サーバ機のメモリ増設と費用対効果 - 6月24日
4位 : 宇都宮駅東口と宮みらい - 5月22日
5位 : ドラゴンクエスト9とすれちがい通信 - 7月27日
6位 : NTT-X StoreとNEC Express5800 - 6月17日
7位 : 梅もととラーメン激戦区 - 5月12日
8位 : コスプレカフェバーと宇都宮市の産業構造変化の必要性 - 6月22日
9位 : ドコモショップとNM705i - 6月18日
10位 : 居酒屋への酒の持ち込みとよしもとばなな - 8月13日

商品名をストレートに記事タイトルとした記事が上位に来ている。
SEOにはタイトルが重要というのを裏付ける結果となった。

1位、2位はHAMAX
2009年は空前の自転車ブームで、売れに売れたクロスバイクやロードバイク。
しかし、それらの自転車は、ママチャリと違ってこどもを乗せるのが難しい。
それに対応しているのがHAMAXだが、実店舗にはあまり置いていない。
そこで購入前に他者のレビューを探している人が多かったというのが、この結果だと思われる。

3位と6位はIT関連。
NEC Express5800は格安で販売されていたため、
それを自宅用のPCにしたり、エンジニアが学習用途として購入しているらしいとのことを後から知った。
Wikiも非常に充実していてビックリ。

4位と8位は宇都宮。中でも再開発関連。
不況下、東京の一極集中と地方の衰退が取りざたされる1年でもあった。

5位はドラゴンクエスト9
今年の大ヒット商品。私もいまだに楽しんでいます。
ムドーLv97がまったく倒せません。

7位はラーメン。
他のラーメン関係の記事もトップ10からはもれたがアクセス数が非常に多い。
みんなラーメン好きだなぁ。

そんなわけで、来年こそできる限り「日刊」できるように頑張ります。
2010年もこの日刊 石川学を何卒よろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。

2009年12月30日水曜日

スシローと業界内イノベーション

今日から年末年始休暇ということで、宇都宮へ帰省した。

夕食に何を食べようかという話になったとき、
妻が、私が寿司を食べたがっていたのを覚えてくれていた。

私は寿司が大好きだ。妻はあまり得意ではない。
そのため、寿司を食べるのは、せいぜい居酒屋へ行ったときくらいなのだ。

そんなに寿司が好きなら、回転寿司なり、「回らない」寿司屋なりに行けばよいではないか、
と突っ込みをいただくかもしれないが、自分から進んでそれらの店に行くことはまずない。

「回らない」寿司屋は単純に費用の問題。
そして、回転寿司の場合は、安さにかまけて食べ過ぎてしまい、結局高くついてしまうためだ。

話しを戻す。

小学校が冬休みに入り、私たちよりも先立って宇都宮へ来ていた姪2人が、
妻の発言をきっかけに、「スシローへ行きたい」と言い出した。

スシローへ行ったことがなかった私。
1皿105円の安い回転寿司チェーンというイメージしか持っていなかった私は、
正直なところ味には期待していなかった。

実際に店舗へ行ってみると、味は良くないどころか美味しかった。
そして、それ以上に、1皿105円を実現しつつ顧客満足度を高めるための「仕組み」に大変驚かされた。

以下の内容は、個人的には非常に勉強になったことだったため、
すでにスシローへ行ったことがある人にはつまらない内容になるかもしれないがご容赦いただきたい。

ポイント1.シャリが適度な大きさである(っていうか小さい)
 お世辞にも大きいとはいえないシャリ。低価格の回転すしチェーンというと、小さなネタに大きなシャリというイメージがあるが、スシローはシャリが決して大きくない。そのため、男性であれば、1皿105円というお値打ち感も手伝って何皿も食べるだろう。女性も、色々なメニューに手を伸ばしやすい。結果として、客単価を向上させていると思われる。
 また、シャリが大きくないのにはもう1つの効果があることに気がついた。それは、寿司としての見た目の良さに貢献しているという点だ。大きなシャリに小さなネタがポンと乗っている様は、なんだか貧相だ。しかし、スシローにおいては、シャリが小さいことでネタとの大きさのバランスがよく、非常に美味しそうに見える。食事はやはり楽しく美味しく食べたいもの。そのうえで、盛り付けの上手さが美味しさ(満足感)の向上に寄与している。
 もちろん、シャリの大きさによってコストが下がるのは言うまでもない。

ポイント2.ホールに人(スタッフ)を置かなくてよい店作り
 寿司のコンベア上で流れている以外の注文は、インターホン越しに行う。板前さんも、ホールスタッフ(ウェイトレスさんって言えばいいのだろうか)もホールにいない。各テーブルには「ここは○○色のお席です」と書かれた小さなプレートがある。最初は何のことかと思ったが、注文した寿司は、他の寿司と一緒にコンベアに乗って流れてくる。その皿に、「これは、○○色のお客様の注文品です」というような内容が書いてあり、自分が注文したものが一目瞭然なのだ。この仕組みにより、店舗で働くスタッフの人数を最小限にすることが出来る。
 この仕組みには本当に感心した。
 飲食店の原価率は30%程度というのはよく知られたことであるが、同様に人件費率(売上高対)も30%程度を占めている。年商2880万円(日販20万円)のお店なら、年間人件費は約864万円だ。外食産業においては、正社員、パートタイマー・アルバイトを問わず、人材が定着しないという悩みを抱えている企業が多い。そのため、給与として支払う直接人件費以外にも、求人広告費用や、人材教育費用もかなりの額にのぼる。
 しかし、システム・機械は決して辞めない。この店舗内注文システムを作るには初期投資はかかるだろうけれども、その後(給与・教育等)を考えると、早々にペイしてしまうだろう。

ポイント3.顧客満足を下げない「1度に3つまで」の注文システム
 ポイント2とかぶる内容になるが、このインターホン越しの注文システムにおいて、1つのルールがある。1テーブルにつき1度に3つまでしか注文できない。飲食店において、いつまでたっても注文したものが提供されないと、不満が高まる。しかし、このルールにより、どのテーブルでもさほど待たずに、寿司が流れてくる。1度に大量に注文をしたいお客さんは当初不満を抱くかもしれないが、仮にずらりとテーブル上に寿司の皿が並べられても、食べきるまでには時間がかかり、この注文システムの合理性に気付くだろう。

ポイント4.素早い精算システム
 1皿105円とは言っても、お皿の色が2種類ある。当初は意味がわからなかったが、さびぬきとわさび入りを区別するものであった。この仕組みにより、顧客はどの皿がさびぬきか一目瞭然になる仕組みが用意されている。と同時に、1皿105円にすることにより、会計時の精算が早い。数少ないホールスタッフで店舗を切り盛りするためには、1つ1つのオペレーションに時間がかかってはいけない。そこで1皿105円と決まっていれば、皿数を数える時間は短くて済む。(従業員教育にかかる時間も少ない)

ポイント5.ゆったりできる空間作り
 一昔前にあったような、コンベアの間に板前さんが立っているレイアウトになっていない。コンベアが間仕切りを兼ねているような作りになっているため、空間効率が非常に良く、1つ1つのテーブルが大きい。ゆったりと食事を楽しむことができる。

他にも書きたいことが山ほどあったが、非常に長くなってしまったので、そろそろ閉める。
過当競争状態を勝ち抜くためには、コスト削減や同業界の優良他店をベンチマークするありきたりの合理化だけでは対応できない。

そこで、他業種の仕組みなどを取り入れるなどの「業界内イノベーション」が必要になる。
スシローにはその一端を垣間見た気がした。(私の回転寿司業界に対する理解不足で、他の店舗がどうかは知りません。ごめんなさい)

苦境が続くファミリーレストラン業態。
カラオケ店や一部の居酒屋にヒントを得たような、このウェイトレスさんが注文を取りに来ないシステムは、導入してもよいのではないかと思った。

2009年12月29日火曜日

仕事納め、そして、あれから20年

今日は、うちの会社の仕事納めでもあり、
渡辺の32回目の誕生日でもある。

仕事納めの日の午後は、恒例の大掃除。
社内の大掃除をすると、今年も終わりだなーという実感がひしひしと湧いてくる。
普段は手が行き届かないところがピカピカになる様子は、実に気持ちが良い。

ちょうど20年前の今日、1989年12月29日。
日経平均株価は、終値38915.87円を記録した。(これが終値の最高値)
今日の終値は、10638.06円。

意味のない比較になってしまうが、単純計算では20年間で28277.81円の下落。
この下落幅分の28000円が今日の終値だったら、
どれだけ多くの人が、今よりも経済的に豊かであっただろうとついつい考えてしまう。

小学館創立85周年を記念して企画された「日本の歴史」シリーズ。
最終巻である16巻(1955年から現在)の表紙を飾ったのはドラえもんだ。

帯に書かれた、「物質的繁栄を求めた私たちが得たものとは」。
タイトルの「豊かさへの渇望」。
そして、希望に満ち溢れたドラえもんの表情。

小さい頃から大好きだったドラえもん。
日々、科学技術は進展し、ドラえもんがポケットから出す便利な未来の道具にどんどん近づいている。
それなのに、小さい頃夢見た、自分の将来の姿、日本の未来の姿とは程遠いと言わざるをえない。
「こんなはずじゃなかったのに」と、大酒を煽りたい気分になる。

こんな時代だからこそ、希望を持ちたい。明るい夢を見たい。
2010年代こそ明るい未来への架け橋にしたい。
心からそう思っている。

2009年12月28日月曜日

もちつき

昼過ぎから、金井さん家で行われたもちつきへ行く。

せいろで大量に蒸したもち米を、




ひたすらコネる。(写真が金井さん)




つく。(写真が浅川さん)




そして、食す。




うまい!

2009年12月27日日曜日

鉄ちゃん一家とマザーエイラク

池袋西口公園で少し遊んだあと、電車を見に椎名町へ向かう。
電車好きの息子がいる我が家では、電車を見るのも恒例行事の一つだ。

息子のお気に入りスポットは、西武池袋線椎名町駅北口のサミットストアの近くのL字路。
車通りもほとんどなく、遮蔽物もあまりないこの場所では、
西武鉄道の2000系3000系6000系9000系20000系30000系ニューレッドアローなど、多くの西武鉄道の車両を見ることができる。

2000系とか書くと、随分マニアックな感じになってくるが、
息子の影響で、私もすっかり鉄道に詳しくなってきた。

しかし、それ以上に詳しいのが妻。
このままでは家族揃って鉄ちゃん一直線である。

そのお気に入りスポットに向かう途中、
椎名町駅北口にある老舗のパン屋さんマザーエイラクに寄る。




私はローヤルを購入。
マーガリンを塗ったパンにハム、きゅうりなどがサンドされたこのローヤルは、
小学校の給食を思い出させる味であった。


2009年12月26日土曜日

フットサルその2とふじみ野フットサルクラブ

先々月に引き続きフットサルに参加。
場所はふじみ野フットサルクラブ




今年の蹴りおさめになった今回、20人以上が参加したため4チームでの対抗戦を行った。

対抗戦1回り目は、得点を決めてよい(シュートしてよい)のは女性のみという変則ルール。
このようなルールでやると、サッカー経験者(上級者)と素人の差が得点上はあまり出ないため、実に盛り上がる。

対抗戦2回り目は、男性もシュートしてよい一般的なルール。
ハットトリックを達成することができた私。もうご機嫌。
私のチームは2勝1敗と勝ち越して終わることができ、「終わりよければすべてよし」だ。

テンダ在籍時に、金井さんと浅川さんの発案で始まったフットサル。
今回参加したメンバーのうち、気がつけば私を含め半数以上がすでに別々の道を歩んでいる。
テンダに在職する人でも、ほとんど全員が一緒に仕事をしたことがないメンバーだ。

フットサルを通じてつながる人の輪。
実に愉快だ。

コートに隣接したアウトレットモールRISM
来るたびに空き店舗が増えている気がするが、大丈夫なんだろうか。
サイトのフロア案内2Fを見ると、すごいことになっている・・・。

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2009年12月25日金曜日

剽窃とリライトを通じた交流

メリークリスマス!!(核爆)

それはさておき、初めて「剽窃(ひょうせつ)」という言葉を知った。
意味は「盗用」と同じ。
論文を書く上では常識らしいが、大学を卒業し卒論も一応書いた身としてはお恥ずかしい限りだm(_ _)m

私と違い、読書家である渡辺はこういう難しい言葉に本当に詳しい。いつも助かっている。
社長足るもの語彙を増やさんといかんなーと思ったり。あまり思わなかったり\( ^o^ )/

さて、この剽窃については、京都女子大学の江口聡准教授のレポートの書き方(2) 剽窃を避けるに詳しいので、私同様に剽窃を知らなかった方がいたら是非お読みいただきたいなと思う。
ちなみにこの江口准教授のサイトおよびブログは面白い。
ちょっとしたきっかけで、こういう発見があるのはインターネットの良い点だと思う。

話題転換。
この剽窃の件とは全然関係ないが、
最近大好きなブログがあるので勝手ながら紹介させていただく。

紹介するのは青木理音さんが解説している経済学101というブログ。
非常に深く、考えさせられる内容が多いので、是非ご一読を。
なお、上記リンクはブログのトップページにリンクしているつもりですが、リンク先が間違っていたらごめんなさい。

また、勝手に宣言させていただきますが、
これからも日刊 石川学は様々なブログ主様と記事のリライト等を通じて交流させていただく所存です。 パーンチ G=(^。^G)

関連記事もたまには見てね。(*⌒3⌒*)ちゅ~

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2009年12月24日木曜日

クリスマスイブ

クリスマスイブ。
我が家も妻手作りのケーキでお祝いである。

恐るべきは我が妻。
ケーキ作りの回を重ねるごとに、スポンジ部分と生クリームが美味しくなっている。
「前回があまり上手にできなかったから・・・」というのが本人の弁だが、前回だって前々回よりも美味しかった。
仕事でも家事でも遊びでも、現状に満足しない姿勢が上達の秘訣なのだと、あらためて思う。




最近の幼稚園は実に親切だ。
サンタへの要求がこのような形で実に明確。



それにしても正直、助かった。
家計に優しい我が息子よ。
PS3やWiiが欲しいとかだったら、きっとサンタさんは来なかっただろう。

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2009年12月23日水曜日

ミニサイクロンと新しい自転車

お気に入りのリトル・アインシュタインの影響で、ジェットコースターに乗りたいという息子。
以前に新聞販売店からもらった割引チケットの使用期限も迫っているので、息子と2人、としまえんに行ってきた。

としまえんに到着するや否や、ミニサイクロンへ一直線。
6回連続でミニサイクロンに乗ると、息子は目的を達成し実に充実した顔で帰りたいと言い出す始末。
まだ入場して30分しか経っていない。

これで帰ってしまってはキッズ乗り物1日券代金がもったいないので、
(6回ミニサイクロンに乗った段階で代金はペイしているのだが)
なんだかんだと理由をつけては、多くのアトラクションに乗り、頃合いを見て帰宅。

帰宅すると、先日注文した自転車が届いていた。
遊び疲れてヘトヘトになっていたはずの息子が歓喜の声をあげる。

車輪が大きくなり、速度が出るようになった自転車。
漕ぐのが楽しくて仕方がないというのが、ひしひしと伝わってくる。



早く補助輪なしで乗れたときの感動を味合わせてやりたいという気持ちと、
事故にだけは合わないでくれよという不安がない交ぜになる。
私が初めて自転車に乗ったとき、父親も同じような気持ちだったのだろうか。

息子が成長するにつれ、「あのとき、親父はどう思っていたのか」と聞いてみたいことも増える。
不思議なものだ。

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2009年12月22日火曜日

フロアタムをバスドラムに

ちょっとした疑問が解決した。

10日ほど前、池袋駅東口を出たところで、なかなかに上手いJazzバンドが演奏していた。
演奏を楽しみながらもどことなく覚える違和感。バスドラムが異様に小さい。

最初は子供向けのミニドラムかなと思っていたが、
バスドラムが地面から浮いているような状態になっているし、
よくよく見てみると、ドラムの胴回りがバスドラムのそれではない。

あれは何だったんだろうと悶々とした気持ちで過ごした約10日間。
受注したデータ入力業務をしている最中に、稲妻が走るように閃いた。
もしかしてあれはフロアタムなんじゃないか、と。

仕事を放り出して(失礼!)早速、「フロアタム バスドラム 改造」などの用語で検索してみる。
やっぱりあった。
フロアタムをバスドラムに改造してみた - SuperSense
こっこちゃんのドラムを作ろう! ~フロアタムをバスドラに改造する - おやじバンドマン5

なーるほど。こういう仕掛けだったのか。
何かが腑に落ちた日は、本当に気持ちが良い。

それにしても、小さいバスドラム。かわいいぞ。


2009年12月21日月曜日

続々々々々ドラゴンクエスト9とバラモスLv99

「まだやってるの?」と言われてしまうかもしれないが、まだやっている。
ドラゴンクエスト9。

気がつけば発売されて(購入して)5ヶ月。
いまだにドラゴンクエスト9とは良いお付き合いをさせてもらっている。

自分でもよくも飽きないなぁと感心してしまうが、
その飽きていない理由は、クエストをクリアすることやすれちがい通信などで入手できる、
過去のドラゴンクエストシリーズのボスと戦えることにある。

竜王、シドー、バラモス、ゾーマなどファミコン世代には懐かしい名前。
本作では、このかつてのボスたちと戦い、育成できるシステムが搭載されている。

育成できるというと難解な表現になるかもしれないが、
ドラゴンクエストシリーズではモンスターを倒すと経験値を得ることができる。
この経験値がある一定水準まで到達すると自分たちのレベルがあがる、というのが基本的なシステムだ。

今回のこの過去のボス戦では、戦闘後、自分たちが得た経験値をそのボスにあげることができる。
すると、ボスのレベルが必ず1つ上昇し、さらに強くなったボスと戦えることが可能というシステムだ。

この過去ボス戦が、大人にはうってつけなのだ。
ニンテンドーDSの電源を入れてからせいぜい5分くらいで1回の戦闘を終える。
だから、ちょっとした空き時間にパッとやって、パッと終えることができる。

で、この過去ボス戦を昼休みなどにチマチマとやり続けた結果、
本日、とうとう、っていうかようやく過去ボスの中でも最も弱いバラモスのレベルが99まで到達した。
伝説の勇者という称号ももらった。なんか嬉しい。

それでも他の過去ボスは手つかずだ。

もう1つちまちまとやり続けているのが、すれちがい通信。
これも気がつけば839人とすれ違った。

せっかく買ったのだから、費用対効果を最大にするために遊び尽くしたい。
クリスマスと年末年始、常にDSを持って歩いて、すれちがい通信1000人を達成したいなと思っている。

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2009年12月20日日曜日

サンタクロースはオレである。

うちの息子はまだ4歳。
だから、当然にこのブログを読んでいない。
そんな場を借りて、思いのたけを書く。

サンタクロースはオレである!

お父さんが毎日、日夜一生懸命に働き、
お母さんが少ない給料の中から節約しお金を貯め、
それがサンタクロースのプレゼントの原資なのだ。

サンタクロースのプレゼントの仕入先は家電量販店だ。

クリスマスの朝、枕元に置いてあるプレゼントに喜ぶ息子の姿を想像し、
期待に胸を弾ませニヤニヤしているのは、レジでお金を支払うまでだ。

レジでお金を支払った後は、
受けとったレシートに書かれた貯まったポイントをチェックし、
「ポイントで缶コーヒーがもらえるな」とそっちでニヤニヤしているのがサンタの実態なのだ!

もう一度言う。
息子よ。サンタクロースはオレである。

2009年12月19日土曜日

6県合同企業ガイダンスと変わるOK範囲

東京ドームシティにあるプリズムホールで行われた6県合同企業ガイダンスへ出かけた。

このイベントは、東京の大学に在学中でUターン就職を目指す学生のための、
福島県、栃木県、茨城県、山梨県、長野県、静岡県の合同企業説明会だ。

2011年3月卒向け、即ち大学3年生(短大・専門学校の1年生)向けのイベントにもかかわらず、
13時から17時までの開催時間中は、多くの学生で熱気にあふれていた。




学生たちが、人事担当者が行う説明に向ける眼差しは真剣そのもの。

不況下、2010年3月卒の内定率が極めて低い状態で、
来年も景気が上向きになるかどうかわからない不安と焦りがビシバシと伝わってきた。

初めて就職する企業ってやはり、その後の社会人人生に与える影響って大きい。
厳しい状況ではあるけれど、その中でも納得のいく就職活動をして欲しいな、と思う。

自分が就職活動をしていたときのことを思い出しつつも、何か感じる違和感。
何が違うのかなーと考えていたら・・・、わかった!

髪型だ!

よくよく見渡してみると、男子学生、女子学生、髪の色こそ黒いけれども、
ソフトモヒカン風だったり、エアリーだったり、ドラゴンボールほどではないがツンツンしたような髪型だったり。
男子でも襟足が長かったり。

当たり前だけど、10年も経てば清潔感とか常識とかのOKの範囲って変わるんだよなー。

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2009年12月18日金曜日

全国百貨店売上高概況の発表に思う

日本百貨店協会から、平成21年11月の全国百貨店売上高概況が公表された。

対前年同月比の売上高は、主要10都市で21ヶ月連続マイナス、
10都市以外の地区で29ヶ月連続マイナス、と暗い言葉が並んでいる。

三越の早期希望退職制度に全従業員の20%超が応募したというニュースが記憶に新しいが、
働く側から見て、将来の先行きが暗い業界ということなのだろうか。

・専門店や家電量販店の大型化
・大規模SCやアウトレットモールの新規出店
・ネット通販の台頭
・デフレと賃金デフレ
・失業者数の増加
・人口減
などなど百貨店業界を取り巻く環境は厳しすぎるくらい厳しい。

今後もこの流れが続いてしまうのか、それとも大きなイノベーションが起きるのか。
デパート大好きな私は、後者であると願っている。

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2009年12月17日木曜日

スーパーアース発見と光年の錯覚

スーパーアース(GJ 1214b)発見は、今年一番ワクワクしたニュースかもしれない。

自分で光を発せず、恒星の周りを回っている惑星は、
近い距離でも発見が難しいらしい。

こういう発見があると、実はもっと近くにも地球と似たような環境を持つ惑星があるんじゃないか、生命体が存在するんじゃないかと期待が膨らむ。

遠くの親類より近くの他人」ではないが、
遠くの恒星よりも近くの惑星の発見と解析に力を入れてほしいなー、なんて思ったり。

それにしても、40光年先って、ついつい有人でも行けそうな錯覚に陥ってしまう。
光の速さで40年かかるんだから到底無理なんだけど。

ニュースになる恒星や銀河系の距離が、1000光年先とかだから距離感がおかしくなっちゃうんだろう。

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2009年12月16日水曜日

夫が父親として機能しません→夫に帰ってきてもらいたい

2ちゃんねるとはまた違った味わいのある発言小町

離婚したくてたまらないと言っていた妻が、
10日後に夫に離婚したいと言われてしまうまさかの急展開。

ナイーブな夫婦関係についてここまでオープンにしてしまう相談者(トピ主)もアレだが、
親身なのか焚きつけているだけなのか外野のレスもすさまじく一気に人気トピに。

今後の展開が気になる、っていうか、このトピ主ならおそらく第3弾もありそうだ・・・。

夫が父親として機能しません(12月4日)

夫に帰ってきてもらいたい (12月14日)

2009年12月15日火曜日

手帳とカレンダー

いよいよ2009年も今日を含めて残り17日。
2010年に向けて社内用のカレンダーと、個人用の手帳を買った。

社内用のカレンダーは、例年、高橋書店E2E3を使い続けている。
ミーティングスペースにはE2を、執務スペースにはE3だ。
ともに12か月分を見渡すことができるので、活動計画やプロジェクトのスケジュールを勘案するときにメチャクチャ便利だ。

1年で1枚なので、ゴミになるのも年間1枚。
ゴミ減量という観点からもグレートな一品なのだ。

手帳は、用途(ビジネススタイルていったほうが適切かな)により、
何がベストかは個々人によって違うと思うが、
私のベストはカレンダー同様に高橋書店のニューダイアリーアルファ12だ。

タイムメモリが縦軸に並んでいるのが、見やすく、書きやすく便利。

2月以降はまだ真っ白な手帳。
2010年は、どんな出会いがあり、どんなスケジュールが書き込まれるのか楽しみだ。


2009年12月14日月曜日

忘年会シーズンと金欠

給料日前日。
朝、ふと財布の中を見ると、200円も持っていなかった。

何かと出費の多い忘年会シーズン。
個人の資金管理もしっかりしないといかんなーと、
こういう脇の甘さをなくすようにしないといかんなーと、
ぐーぐーなるお腹をさすりながら情けなさいっぱいの32歳の冬。

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2009年12月13日日曜日

野村克也のベストナインSPに便乗して石川学が選ぶベストナイン

昨晩、すぽると!で”野村克也のベストナインSP”というのをやっていたらしい。
残念ながら見る事はできなかったが、Livedoorに野村元監督の選ぶベストナインが掲載されている。

こういう妄想企画って大好きだ。
私に限らず、プロ野球ファンなら、一度は自分なりのベストナインって考えたことがあるんじゃないだろうか。

笑われてしまうかも知れないが、便乗して自分もやってみた。
いくつかの条件を勝手につけて。

私がベストナインを選ぶにあたり、勝手につけた条件は以下のようなものだ。

条件1:自分がテレビや球場で実際に見た事がある選手であること。
 長嶋茂雄氏や王貞治氏などの「伝説の選手」は、記録上では見た事があっても、
 プレーを見た事がないので除外した。つまり、1985年時点で現役だった選手に絞った。

条件2:全盛期を知っていること。
 例えば、ミスター赤ヘルと呼ばれた山本浩二氏は条件1に該当している。
 しかし、私の知っている山本浩二氏は全盛期を過ぎ、晩年の選手であった。
 5年連続40本塁打以上を記録した山本浩二選手のプレーは見た事がない。そのような選手は除外した。
 元阪急ブレーブスの福本豊氏もこの条件に該当する。

条件3:守備位置にこだわる。
 このような妄想ベストナインを考えるときについついやってしまいがちなのが、
 自分が選出したいA選手とB選手がいて、その両者の守備位置が右翼手だったときに、
 右翼手ができるのだから左翼手もできるだろうと考え、勝手にポジションを変更してしまうことだ。
 だから、今回は、特定の守備位置において少なくとも2年間はレギュラーとして出場した経験のあるものに絞った。

で、私のベストナインはこれ!

1.松永浩美 (三)
2.井端弘和 (遊)
3.イチロー (右)
4.落合博満 (一)
5.金本知憲 (左)
6.古田敦也 (捕)
7.秋山幸二 (中)
8.篠塚利夫 (二)
9.斎藤雅樹 (投)

かなり楽しく悩んだ。
皆さんだったらどうだろうか。

2009年12月12日土曜日

創業記念日

ダウンした。
突然高熱が出て、嘔吐を繰り返した。

今日は、息子が通う幼稚園のクリスマス会に行く予定であったが、やむを得ず不参加。
息子の寂しそうな顔を見るにつけ、心が痛む。
結局、創業して以来はじめて、布団の中で丸一日を過ごした。

今日、12月12日は株式会社インプルーヴの創業記念日だ。

思い起こすこと6年前の2003年。
株式会社テンダを退職したのは11月30日付けであったが、
11月14日に最終出社をし、残った2週間を有給休暇の消化に充てていた私は、
設立する会社の創業日をいつにするか考えていた。

最もキリがよいのは退職日の翌日、間髪あけずに12月1日が妥当だと思っていたが、
カレンダーを見るとよりによって赤口である。
出鼻をくじかれたようで、一気にトーンダウンした。

意外と、げん担ぎや六曜を気にする私。
1日が駄目なら縁起よく大安の日を創業日にしようと再びカレンダーに目をやると、次の大安は12月6日。
なんとなくしっくりこない。

さらに次の大安は、12月12日。
これだ、と思った。

わかりやすいし、
「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ」という響きが、駆け足行進の掛け声のようで、
これから訪れるであろう忙しい毎日を思うと、希望に胸が膨らんだ。

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2009年12月11日金曜日

一人社員食堂とわさび茶漬け

擬似一人社員食堂をはじめた。

といっても、大げさなものでなく、
外食、コンビニ弁当、カップラーメンからの脱却を目指し、
少しでも、健康、倹約になればいいな、くらいのものである。

以前のブログでも書かせていただいたとおり、
社内には、冷蔵庫、電子レンジ、IH調理器など料理をするための環境は整いつつある。
T-falの電気ケトルもあるため、お湯を沸かすことも苦ではない。

そうなると課題は食器と食材であるが、
この日のために、サトウのごはんとどんぶりなどを家から持ってきた。

で、一人社食の記念すべき第1弾。わさび茶漬け。




サトウのごはんをレンジでチンし、お湯を沸かすだけ。
わさび茶漬けの素は、テンダ時に部下であった浅川さんからいただいたものだ。

たったこれだけのことなのだが、不思議なほど満足感が得られた。
一人社食。病み付きになりそうである。

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2009年12月10日木曜日

ウェンディーズ撤退

昨日に続いてショックなニュース。
ウェンディーズが今年12月31日をもって全店閉店ということだ。

このブログ上であまり書いていないが、
私も渡辺もサンシャイン60通りにあるウェンディーズにお世話になっている回数は相当に多い。

ランチタイム以外は決して安いとは言えなくなったマクドナルドに比べ、
パティの大きさ、具材の量、そしてなにより、いかにもアメリカンって感じのジャンクな味が大好きだった。

フランチャイズ契約満了のための閉店ということなので仕方がないと思うけれども、
ゼンショーグループで新しい業態としてハンバーガーショップを新たに始めてくれないかなぁと、
密かに期待しているのだ。

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2009年12月9日水曜日

阪神タイガース 赤星選手の引退に寄せて

阪神タイガースの赤星憲広選手が現役引退を発表した。
あまりに唐突なこの発表に、正直なところ仕事が手につかない。

長く続いた「ダメ虎」期を脱し、近年ではAクラス入りの常連となった阪神タイガース。
FAで獲得した金本知憲選手の功績も大きいが、赤星選手の功績も同じくらい大きいと個人的には思っている。

赤星選手は、理想の一番打者だった。

とにもかくにも打席で粘る。
いわゆる「クサい球」はひたすらカットし、相手の投手を疲れさせる。
ボール球には手を出さないため、四球が多く出塁率が高い。
出塁したら、自慢の快足で盗塁してしまう。

例え、最終回にタイガースが負けているときでも、
赤星選手に打順が回れば、まだなんとかなると思えた。

逆に、相手にとって、こんなに嫌な選手はいなかっただろう。

2005年。タイガースが優勝したシーズン。
18時30分ころ、Yahoo!スポーツの一球速報を見ると、
1番赤星選手が、出塁→盗塁。
2番の選手が犠打で送り、クリーンアップが赤星選手をかえすという先制点の打ち出の小槌状態。
1回が終わるとタイガースが先制している試合を何度みたことか。

たった9年間のプロ野球選手生命であったけれども、
その太くて「速い」赤星選手の姿は、
阪神タイガースファンのみならず、プロ野球ファンは忘れないだろう。

赤星選手、本当にお疲れ様でした。

2009年12月8日火曜日

付属校とお受験

今日のYOMIURI ONLINEに名門私大が付属校ラッシュ、優秀生徒囲い込みという記事があった。

早稲田大学や中央大学が新たに中高一貫校を創設し、
少子化の影響から受験者減を脱却し、志望者の増加を目指す次第側と、
大学への「進路保証」への親子の期待が一致しているという内容だ。

この記事を読み、昨年、我が家でこんなことがあったのを思い出した。

元プロ野球選手の清原和博氏の長男が、
慶応義塾幼稚舎に合格したという記事がある週刊誌に書かれていた。
実家に帰ったときに、同じ記事を読んだ父とその話題になった。

「慶應は野球も名門だから、(父親譲り=清原氏のこと)でいいんじゃねーかな。○○(息子の名前)も野球をやらせるんだったら、慶應でも受けさせてみっか」
と父が軽口を叩くと、いきなり話が飛躍した母親が、
「受験するなら早稲田のほうがいいんじゃない」
と言い出した。
ちなみに、早稲田に系列・附属の小学校はない。

そんな話を義父にしたところ、
大の巨人ファンで長嶋茂雄氏のファンである義父は、
「家からも近いし、立教のほうがいいんじゃねーか」
と言い出す始末。

本人の関係ないところで、勝手に受験が始まっている。
人の期待というものはおそろしいものだ。

ちなみに、当の育ての親である私と妻は、
息子は近所の公立の小学校へ行かせることをとっくの昔に決めている。

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2009年12月7日月曜日

資格試験の効用(2009年12月4日、日刊渡辺洋一への補足説明)

先日の渡辺のブログ「12月4日 MOS 」と題された記事に、
弊社の石川が上手いこと申しておりましたが、
検定・認証・資格の類は、共通語であると。
と書かれていた。

渡辺は私の言いたいことを理解してくれているために、このような簡潔な表現を用いてくれたのだが、
渡辺のブログの読者の皆様に誤解を招くといけないので、
上記渡辺の記述内容について私から補足説明をさせていただきたい。

なお、以下、「検定試験」「認証」「資格」をひとまとめにして「資格」という表現を使わせていただく。

資格には2つの効用があると考える。
1つ目は、能力(知識・技能)の目安としての効用。
2つ目は、言語・用語を共通化する効用だ。

1つ目の能力(知識・技能)の目安としての効用は、一般的な資格取得の意義・目的と考えてもらってよい。
例えば、日商簿記検定試験3級の合格者は、
日本商工会議所の定める商業簿記3級の出題区分表(PDF)に記載された知識と技能について、
ある程度理解しているということが、日本国内どこへ行っても同じ基準で証明・評価される。
そういった「能力(知識・技能)のものさし」としての共通語という意味だ。

ただし、この場合、評価をする側が、その資格の内容を理解していないと、
正当・公正な評価はされない恐れがあることに注意が必要だ。

これも例を挙げると、ある町工場で経理職を募集するケースがあるとして、
社長さんは日商簿記検定の内容を知らないとする。

そこで日商簿記3級を持っている応募者を採用したものの、
日商簿記3級には工業簿記が試験範囲に含まれていないことを知らず、
職務要件を満たせないというような場合だ。

2つ目の言語・用語を共通化する(統一する)効用。
これは意外と見過ごされがちだが、効果は大きいと考えている。

どこの会社・団体にも社内用語や、業界用語があると思うが、まさにそれだ。
資格試験の勉強をするのには、この「用語の統一化」という効用がある。

例えば、品質管理などで使われる「無試験検査」という単語。
もしかすると、字面から「試験をやらなくてよい」と考える人がいるかもしれない。
無試験検査の本当の意味は、「品質情報・技術情報に基づいて、サンプルの試験を省略する検査」であり、
「試験をやらない」のではなく「品質情報・技術情報」を読み取るという重要なステップがある。

このような用語の曖昧さを、社内または社外の人と共通化するのに、
資格試験を勉強するのは非常に有用なのだ。

用語の統一化を図るのであれば、本で用語だけ覚えればよくて、
資格を取得する必要はないんじゃないか、というご意見もあろうかと思われる。

私はこのような意見を否定する気はない。
重要なのは常に向上心を持って学習をし続ける姿勢であって、学習の結果は実践(実戦)の場で披露すればよい。

ただ、どうせ学習をしたのだったら、その理解度を測定するために実施される試験を受けてみてはどうか。
また、せっかく受験をする気になったのだったら、
ただ受験して帰ってきましたという思い出だけよりも、合格証書の1枚でももらったほうが気持ちがよい。

私はそのように考えている。

2009年12月6日日曜日

「マッサージいかがですか?」

「池袋」は様々なイメージを持つ地名だと思うが、
うちの会社がある周辺は、予備校や専門学校が数多く、
また、グリーンシアター通り沿いには妙典寺や常在寺などのお寺が並び、とても静かな場所だ。

夜も10時を過ぎれば人気はまばらになり、早朝ともなれば人っ子一人いない。
そんな場所なのだ。

深夜の仕事を終え、
5時11分池袋駅発の有楽町線の始発に乗ろうと、家路を急ぐときにその出来事は起きた。

会社を出て、グリーンシアター通りに出ると、目の前を若い女性が一人歩いていた。
私は寒さも手伝い早足で歩く。
彼女は非常にゆっくりであった。

ちょうど南池袋郵便局の手前で、彼女とすれ違う形になった。
すると、彼女がか細い声で私に声をかけてきた。

「あの、すみません・・・」

どうしたんだろうと思い、私は素直に立ち止まり、振り返って聞いた。
「なんですか?」

よくよく見ると、日本人ではないと思われるその容姿からは、とんでもなく意外な返答が。

「マッサージいかがですか?」

あまりのことにビックリした私は、思わず大声で「え?今、何て言いました?」と聞き返してしまった。

池袋駅の北口、西口、東口方面で同様の声をかけられることは本当によくある。
その場合、大抵近くにそれと思しき店があるものだ。

しかし、この近所にはそのような店は一切ない。
ここに事務所を構えて4年が経つが、このような客引きに遭遇した事はただの一度もなかったのだ。
もしも私がYESと答えてしまったら、どこに連れて行かれたのだろうかと、非常に気になる。(勿論、行かないが。)


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2009年12月5日土曜日

「トヨタ流」と虎の威を借るなんとやら

うちの会社では、日経情報ストラテジーという雑誌を定期購読している。
誌面の後半には、「10分間で学べる業務革新講座」というコーナーがあり、
著名なコンサルタントの方々が、様々なテーマについて連載コラムの執筆しており、大変勉強になる。

そこで2年間にわたり長期連載をしていたのが、
著書「なぜ会社は変われないのか」「なぜ社員はやる気をなくしているのか」で有名な、
スコラ・コンサルトの柴田昌治氏による”日本的経営改革の極意 「トヨタ流」の取り込み方”だ。

2010年1月号の同誌では、このコラム全24回分が特別付録となっていた。
氏が同コラムを連載していたのは2008年1月~2009年12月までのちょうど2年間。
この間、世界の経済情勢は目まぐるしく変化したが、
その間の氏の各回での「前置き」のような部分が、なかなか味わい深いので、勝手ながら紹介させていただく。

私自身は柴田氏の考え方はとても素晴らしいものだと思うし、尊敬に近い念を持っている。
しかし、一度その人についたイメージや、その人が何を良しとしているのかを高らかに触れ回ると、
思わぬしっぺ返しが来てしまうという好例として、紹介するものだ。

長文になるが、是非是非読んでもらいたい。

第1回(2008年1月号)
自分の会社もトヨタ自動車のように儲かる企業になれればいいのにと、企業経営者なら誰しもがそう願うことだろう。そうした経営者の中には、「あれだけ儲かるなら、もうそれ以上は何も言うことはない」と、ただ単にその儲かるという結果だけを欲しがる人もいるだろうし、「原因があるからこそ結果もある」と、儲かり続けるという結果をもたらす原因にまでさかのぼって、その答えを見つけようとする人もいるはずだ。
(中略)
言うまでもなく、トヨタ流が当たり前のように社員に実行されている会社は強い企業である。では、トヨタ流を実行するためには何でもいいからトヨタのまねをすればいいのかといえば、そうでもない。事はそれほど簡単ではない。いくらトヨタ流を頭で理解したとはいっても、それをすぐに実行できる人はまずいない。頭で理解できても運動神経が働いていないと、実行は出来ないのだ。



第2回(2008年2月号)
問題解決のサイクルがあらゆるところで回り続けているトヨタ自動車のような企業風土・体質を、自らの会社にも定着させたいと本気で思うなら、「これさえあれば劇的な効果が期待できる」といった簡便で都合のいいツールや処方箋など、どこにも存在しないことを早く認識したほうがいい。



第6回(2008年6月号)
世の中には、トヨタグループの出身者を経営のトップに迎えれば、トヨタを再現したような経営が自社でも実現できるのではないかと考える謝った期待が横行している。
(中略)
そうは言っても、トヨタの社員が総じて「深く考えて仕事をする力」と「ネットワーク力」、つまり、課題に対する強い対応力を持っていることは確かである(しかし、トヨタにもいろいろなタイプの人がいる。中には部下から考える力を奪ってしまう強圧的なトップダウンの上司がいるのも事実だ。トヨタで働く人なら誰もが、必ずしも私のいう「トヨタ的な人間」ではない。)



第12回(2008年12月号)
 私は自身の講演の中で、トヨタ自動車を例に出して説明をすることがよくある。例えば、事実を大切にする現場主義が骨の髄までしみ込んでいる代表的な会社はトヨタであるとか、社員同士が緊密な人間関係を持っていることが「あいまいな情報」を共有させ、それが仕事の全体像の共有につながっているのがトヨタであるとか、その結果として問題解決のサイクルが常に回り続けている会社がトヨタであるというような話だ。
 トヨタという会社は、私はいい意味で日本の典型的な会社だと認識しているのだから、このように例に出すことはごく当たり前のことである。
 ところが最近、連続して何回かの講演で、こうした私の言い分に会場の聴衆から反論が出た。彼ら曰く、「トヨタは柴田さんが言うほどに、そんなに良い会社なのですか。社内には自殺者も多いとも聞いているし、云々」というような中身である。自殺がどれくらいの数あるのか、私は知らない。しかし、あれだけの規模の会社だから、トヨタにも当然、自殺は起こるのだろう
 私は一度もトヨタを全面的に肯定するなどと言ったことがないと思うのだが、どうしても見習うべき例としてトヨタを取り上げることが多いから、私が全面的にトヨタを礼賛しているかのように受けとられてしまうらしい。



第15回(2009年3月号)
 トヨタ自動車が2009年3月期の赤字決算予想を発表した。前期までの好調振りとは打って変わった内容である。状況の悪い時には変に隠し立てなどせず、そのままをさらけ出すというトヨタらしい姿勢がかえって景気後退を加速しているとも言えなくはないのが皮肉である。



第16回(2009年4月号)
トヨタ自動車が続けざまに業績を下方修正した。今回の金融大不況がトヨタに与えている影響は、大方の人が当初思っていたよりも、はるかに大きいようだ。トヨタはここ数年間、壮絶なほど兵たんの拡大を志向してきた。その「つけ」が、一気に噴出したということなのだろう。
(中略)
しかし、トヨタが目指してきた拡大戦略の持つ意味は、未開拓の世界市場を押さえるということ以外には、いま一つ見えてこなかったのは、私だけだろうか。そういう意味では、物事の意味を常に問うトヨタ本来の姿からすると、どこか違和感があるというのが本当のところだ。



第21回(2009年9月号)
(前略)
現実のトヨタは今、2期連続の赤字に陥っている。確かに、グローバルに延び切った戦線のあまりにも急激な拡大と固定費の増大を危ぶむ声は、トヨタに近い人からも頻繁に聞こえてきていた。
問題は、赤字に陥る前に問題の顕在化がなぜできなかったのかということだろう。実際の仕事の現場では、そうしたことの予兆は明らかに見えていたと思われるからである。

来年は寅年。
うちの会社は虎の威を借る何とやらにならないよう、気をつけないとなぁと思う。

2009年12月4日金曜日

BOOK OFF池袋サンシャイン60通り店

オープンしてからはしばらく経つが、サンシャイン通りにできたBOOKOFF池袋サンシャイン60通り店へ足を運んだ。

以前はHMVだったこの場所。
BOOKOFFとしては、国内最大級の売り場面積だという触れ込みだ。

店内は、他のBOOKOFFと比べ、整然と商品が陳列され、
パッと見ただけでは、リサイクルショップの店内とは思えないほど清潔感にあふれている。
(その分、値段も高くなっている気がするのは気のせいだろうか)

同社は、創業オーナーが退陣して以降、
5月から大日本印刷丸善講談社集英社小学館図書館流通センターが資本参加した。
これらはいわば、同社に煮え湯を食わされてきた企業群だ。

万引きや、著作権など、リサイクル事業を取り巻く問題は決して小さくない。
今後、出版社傘下になった同社がどのような方向に進むのか、非常に興味深い。


2009年12月3日木曜日

朝マックと「年越し派遣村」

仕事をぶわーっとしあげるために、渡辺とともに完徹。
腹が減ったため、朝マックをしに行く。

私はハッシュポテトが好きで、それを食べんがためにわざわざ朝マックをしに行くくらいであったが、
会社お隣のローソンでハッシュポテトを販売するようになってからというもの、
朝マックは本当に久しぶりである。

朝っぱらから勢い余ってホットケーキを注文。

ちなみに私は、この三段重ねになっているホットケーキを、
一枚ずつシロップとバターを塗って四等分にし、
フォークとナイフでくるっと丸めて食べるのが大好きだ。

ふと隣席に座った渡辺をあらためて見ると、
その風体は到底、仕事帰りのビジネスマンには見えない。
「年越し派遣村」そんな言葉が頭をよぎる。




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2009年12月2日水曜日

臨機応変とCS(顧客満足)

今日、こんな出来事があった。
会社の近くのコンビニで、飲み物(ペットボトル入りのお茶)を買おうとしたときのことだ。

店員さんはお金を受け取り、ペットボトルにシールを貼って私に渡そうとしたところ、
手を滑らせペットボトルを床に落としてしまった。

店員さんは「すみません」と言うと、ペットボトルを拾い上げ、
ショーケース(飲み物が並んだ冷蔵庫)のほうへ歩いていこうとする。

私は、とっさに、店員さんは新しいものと交換しようとしているのだなと思い、
「あ、それでいいですよ。」と言った。
床に落としたといっても、ペットボトルがへこんだりしたわけでもなく、
ましてやキャップが外れたわけでもないので、飲み口が汚れるわけでもない。

すると店員さんは、「いえ、交換させていただきます。」
私が「本当にそれでいいですから。」と返すと、
「そういうわけにはいかないんです。」という言葉が返ってきた。

なるほど。
クレーム対策などのために、マニュアルでそのように決まっているのだろう。
そう思った私は、それ以上何も言えず、新しく交換されたペットボトルのお茶を受け取り店を出た。

とはいえ、見た目はなんの損傷もないペットボトル。
返品などはできないだろうから、店員さんが自腹で購入して飲むのか、
それとも、意地の悪い言い方をすると、おそらくそのままショーケースに並べられるのだろう。

臨機応変さとか、CSって何なんだろうと、考え込んでしまう出来事だった。

2009年12月1日火曜日

第7期スタートと発熱

今日から株式会社インプルーヴの第7期スタート。

気合を入れて出社をするも、なんだか体がだるい。
昼休み、熱を測ると38.6度。

昨日のブログであれだけ偉そうなことを書いておきながら、
初日からこれでは相当に情けない。
仕事も溜まっているのに。

最悪のスタートと考えると、どうしてもネガティブになってしまうので、
ここはあえてどん底から右肩上がりに年度をゴールできる予兆だと、
ポジティブに考えたい。