2009年12月31日木曜日

大晦日と2009年の人気記事トップ10

大晦日。いよいよ2009年も終わりである。
1年の締めくくりに、たまには趣向を変えて企画モノをやってみたい。

2009年の私の大きな変化として、この実名ブログを始めたことがある。
おかげさまで日々アクセス数は増え続けている中、「日刊」は実現できていない反省はあるが、
「毎日分」の記事を書けたことに1つの達成感を覚えている。

気が付けば、この記事も274本目の記事となった。
よくもまぁ、書き散らかしたものだとつくづく思う。

それにちなんでというわけではないが、2009年4月1日から12月30日までの、
人気記事トップ10(アクセス数の多かった記事)を勝手に発表させていただく。

1位 : 続・HAMAX Smileyとレビュー - 6月21日
2位 : HAMAXと高輝度反射シート - 4月19日
3位 : サーバ機のメモリ増設と費用対効果 - 6月24日
4位 : 宇都宮駅東口と宮みらい - 5月22日
5位 : ドラゴンクエスト9とすれちがい通信 - 7月27日
6位 : NTT-X StoreとNEC Express5800 - 6月17日
7位 : 梅もととラーメン激戦区 - 5月12日
8位 : コスプレカフェバーと宇都宮市の産業構造変化の必要性 - 6月22日
9位 : ドコモショップとNM705i - 6月18日
10位 : 居酒屋への酒の持ち込みとよしもとばなな - 8月13日

商品名をストレートに記事タイトルとした記事が上位に来ている。
SEOにはタイトルが重要というのを裏付ける結果となった。

1位、2位はHAMAX
2009年は空前の自転車ブームで、売れに売れたクロスバイクやロードバイク。
しかし、それらの自転車は、ママチャリと違ってこどもを乗せるのが難しい。
それに対応しているのがHAMAXだが、実店舗にはあまり置いていない。
そこで購入前に他者のレビューを探している人が多かったというのが、この結果だと思われる。

3位と6位はIT関連。
NEC Express5800は格安で販売されていたため、
それを自宅用のPCにしたり、エンジニアが学習用途として購入しているらしいとのことを後から知った。
Wikiも非常に充実していてビックリ。

4位と8位は宇都宮。中でも再開発関連。
不況下、東京の一極集中と地方の衰退が取りざたされる1年でもあった。

5位はドラゴンクエスト9
今年の大ヒット商品。私もいまだに楽しんでいます。
ムドーLv97がまったく倒せません。

7位はラーメン。
他のラーメン関係の記事もトップ10からはもれたがアクセス数が非常に多い。
みんなラーメン好きだなぁ。

そんなわけで、来年こそできる限り「日刊」できるように頑張ります。
2010年もこの日刊 石川学を何卒よろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。

2009年12月30日水曜日

スシローと業界内イノベーション

今日から年末年始休暇ということで、宇都宮へ帰省した。

夕食に何を食べようかという話になったとき、
妻が、私が寿司を食べたがっていたのを覚えてくれていた。

私は寿司が大好きだ。妻はあまり得意ではない。
そのため、寿司を食べるのは、せいぜい居酒屋へ行ったときくらいなのだ。

そんなに寿司が好きなら、回転寿司なり、「回らない」寿司屋なりに行けばよいではないか、
と突っ込みをいただくかもしれないが、自分から進んでそれらの店に行くことはまずない。

「回らない」寿司屋は単純に費用の問題。
そして、回転寿司の場合は、安さにかまけて食べ過ぎてしまい、結局高くついてしまうためだ。

話しを戻す。

小学校が冬休みに入り、私たちよりも先立って宇都宮へ来ていた姪2人が、
妻の発言をきっかけに、「スシローへ行きたい」と言い出した。

スシローへ行ったことがなかった私。
1皿105円の安い回転寿司チェーンというイメージしか持っていなかった私は、
正直なところ味には期待していなかった。

実際に店舗へ行ってみると、味は良くないどころか美味しかった。
そして、それ以上に、1皿105円を実現しつつ顧客満足度を高めるための「仕組み」に大変驚かされた。

以下の内容は、個人的には非常に勉強になったことだったため、
すでにスシローへ行ったことがある人にはつまらない内容になるかもしれないがご容赦いただきたい。

ポイント1.シャリが適度な大きさである(っていうか小さい)
 お世辞にも大きいとはいえないシャリ。低価格の回転すしチェーンというと、小さなネタに大きなシャリというイメージがあるが、スシローはシャリが決して大きくない。そのため、男性であれば、1皿105円というお値打ち感も手伝って何皿も食べるだろう。女性も、色々なメニューに手を伸ばしやすい。結果として、客単価を向上させていると思われる。
 また、シャリが大きくないのにはもう1つの効果があることに気がついた。それは、寿司としての見た目の良さに貢献しているという点だ。大きなシャリに小さなネタがポンと乗っている様は、なんだか貧相だ。しかし、スシローにおいては、シャリが小さいことでネタとの大きさのバランスがよく、非常に美味しそうに見える。食事はやはり楽しく美味しく食べたいもの。そのうえで、盛り付けの上手さが美味しさ(満足感)の向上に寄与している。
 もちろん、シャリの大きさによってコストが下がるのは言うまでもない。

ポイント2.ホールに人(スタッフ)を置かなくてよい店作り
 寿司のコンベア上で流れている以外の注文は、インターホン越しに行う。板前さんも、ホールスタッフ(ウェイトレスさんって言えばいいのだろうか)もホールにいない。各テーブルには「ここは○○色のお席です」と書かれた小さなプレートがある。最初は何のことかと思ったが、注文した寿司は、他の寿司と一緒にコンベアに乗って流れてくる。その皿に、「これは、○○色のお客様の注文品です」というような内容が書いてあり、自分が注文したものが一目瞭然なのだ。この仕組みにより、店舗で働くスタッフの人数を最小限にすることが出来る。
 この仕組みには本当に感心した。
 飲食店の原価率は30%程度というのはよく知られたことであるが、同様に人件費率(売上高対)も30%程度を占めている。年商2880万円(日販20万円)のお店なら、年間人件費は約864万円だ。外食産業においては、正社員、パートタイマー・アルバイトを問わず、人材が定着しないという悩みを抱えている企業が多い。そのため、給与として支払う直接人件費以外にも、求人広告費用や、人材教育費用もかなりの額にのぼる。
 しかし、システム・機械は決して辞めない。この店舗内注文システムを作るには初期投資はかかるだろうけれども、その後(給与・教育等)を考えると、早々にペイしてしまうだろう。

ポイント3.顧客満足を下げない「1度に3つまで」の注文システム
 ポイント2とかぶる内容になるが、このインターホン越しの注文システムにおいて、1つのルールがある。1テーブルにつき1度に3つまでしか注文できない。飲食店において、いつまでたっても注文したものが提供されないと、不満が高まる。しかし、このルールにより、どのテーブルでもさほど待たずに、寿司が流れてくる。1度に大量に注文をしたいお客さんは当初不満を抱くかもしれないが、仮にずらりとテーブル上に寿司の皿が並べられても、食べきるまでには時間がかかり、この注文システムの合理性に気付くだろう。

ポイント4.素早い精算システム
 1皿105円とは言っても、お皿の色が2種類ある。当初は意味がわからなかったが、さびぬきとわさび入りを区別するものであった。この仕組みにより、顧客はどの皿がさびぬきか一目瞭然になる仕組みが用意されている。と同時に、1皿105円にすることにより、会計時の精算が早い。数少ないホールスタッフで店舗を切り盛りするためには、1つ1つのオペレーションに時間がかかってはいけない。そこで1皿105円と決まっていれば、皿数を数える時間は短くて済む。(従業員教育にかかる時間も少ない)

ポイント5.ゆったりできる空間作り
 一昔前にあったような、コンベアの間に板前さんが立っているレイアウトになっていない。コンベアが間仕切りを兼ねているような作りになっているため、空間効率が非常に良く、1つ1つのテーブルが大きい。ゆったりと食事を楽しむことができる。

他にも書きたいことが山ほどあったが、非常に長くなってしまったので、そろそろ閉める。
過当競争状態を勝ち抜くためには、コスト削減や同業界の優良他店をベンチマークするありきたりの合理化だけでは対応できない。

そこで、他業種の仕組みなどを取り入れるなどの「業界内イノベーション」が必要になる。
スシローにはその一端を垣間見た気がした。(私の回転寿司業界に対する理解不足で、他の店舗がどうかは知りません。ごめんなさい)

苦境が続くファミリーレストラン業態。
カラオケ店や一部の居酒屋にヒントを得たような、このウェイトレスさんが注文を取りに来ないシステムは、導入してもよいのではないかと思った。

2009年12月29日火曜日

仕事納め、そして、あれから20年

今日は、うちの会社の仕事納めでもあり、
渡辺の32回目の誕生日でもある。

仕事納めの日の午後は、恒例の大掃除。
社内の大掃除をすると、今年も終わりだなーという実感がひしひしと湧いてくる。
普段は手が行き届かないところがピカピカになる様子は、実に気持ちが良い。

ちょうど20年前の今日、1989年12月29日。
日経平均株価は、終値38915.87円を記録した。(これが終値の最高値)
今日の終値は、10638.06円。

意味のない比較になってしまうが、単純計算では20年間で28277.81円の下落。
この下落幅分の28000円が今日の終値だったら、
どれだけ多くの人が、今よりも経済的に豊かであっただろうとついつい考えてしまう。

小学館創立85周年を記念して企画された「日本の歴史」シリーズ。
最終巻である16巻(1955年から現在)の表紙を飾ったのはドラえもんだ。

帯に書かれた、「物質的繁栄を求めた私たちが得たものとは」。
タイトルの「豊かさへの渇望」。
そして、希望に満ち溢れたドラえもんの表情。

小さい頃から大好きだったドラえもん。
日々、科学技術は進展し、ドラえもんがポケットから出す便利な未来の道具にどんどん近づいている。
それなのに、小さい頃夢見た、自分の将来の姿、日本の未来の姿とは程遠いと言わざるをえない。
「こんなはずじゃなかったのに」と、大酒を煽りたい気分になる。

こんな時代だからこそ、希望を持ちたい。明るい夢を見たい。
2010年代こそ明るい未来への架け橋にしたい。
心からそう思っている。

2009年12月28日月曜日

もちつき

昼過ぎから、金井さん家で行われたもちつきへ行く。

せいろで大量に蒸したもち米を、




ひたすらコネる。(写真が金井さん)




つく。(写真が浅川さん)




そして、食す。




うまい!

2009年12月27日日曜日

鉄ちゃん一家とマザーエイラク

池袋西口公園で少し遊んだあと、電車を見に椎名町へ向かう。
電車好きの息子がいる我が家では、電車を見るのも恒例行事の一つだ。

息子のお気に入りスポットは、西武池袋線椎名町駅北口のサミットストアの近くのL字路。
車通りもほとんどなく、遮蔽物もあまりないこの場所では、
西武鉄道の2000系3000系6000系9000系20000系30000系ニューレッドアローなど、多くの西武鉄道の車両を見ることができる。

2000系とか書くと、随分マニアックな感じになってくるが、
息子の影響で、私もすっかり鉄道に詳しくなってきた。

しかし、それ以上に詳しいのが妻。
このままでは家族揃って鉄ちゃん一直線である。

そのお気に入りスポットに向かう途中、
椎名町駅北口にある老舗のパン屋さんマザーエイラクに寄る。




私はローヤルを購入。
マーガリンを塗ったパンにハム、きゅうりなどがサンドされたこのローヤルは、
小学校の給食を思い出させる味であった。


2009年12月26日土曜日

フットサルその2とふじみ野フットサルクラブ

先々月に引き続きフットサルに参加。
場所はふじみ野フットサルクラブ




今年の蹴りおさめになった今回、20人以上が参加したため4チームでの対抗戦を行った。

対抗戦1回り目は、得点を決めてよい(シュートしてよい)のは女性のみという変則ルール。
このようなルールでやると、サッカー経験者(上級者)と素人の差が得点上はあまり出ないため、実に盛り上がる。

対抗戦2回り目は、男性もシュートしてよい一般的なルール。
ハットトリックを達成することができた私。もうご機嫌。
私のチームは2勝1敗と勝ち越して終わることができ、「終わりよければすべてよし」だ。

テンダ在籍時に、金井さんと浅川さんの発案で始まったフットサル。
今回参加したメンバーのうち、気がつけば私を含め半数以上がすでに別々の道を歩んでいる。
テンダに在職する人でも、ほとんど全員が一緒に仕事をしたことがないメンバーだ。

フットサルを通じてつながる人の輪。
実に愉快だ。

コートに隣接したアウトレットモールRISM
来るたびに空き店舗が増えている気がするが、大丈夫なんだろうか。
サイトのフロア案内2Fを見ると、すごいことになっている・・・。

関連記事:

2009年12月25日金曜日

剽窃とリライトを通じた交流

メリークリスマス!!(核爆)

それはさておき、初めて「剽窃(ひょうせつ)」という言葉を知った。
意味は「盗用」と同じ。
論文を書く上では常識らしいが、大学を卒業し卒論も一応書いた身としてはお恥ずかしい限りだm(_ _)m

私と違い、読書家である渡辺はこういう難しい言葉に本当に詳しい。いつも助かっている。
社長足るもの語彙を増やさんといかんなーと思ったり。あまり思わなかったり\( ^o^ )/

さて、この剽窃については、京都女子大学の江口聡准教授のレポートの書き方(2) 剽窃を避けるに詳しいので、私同様に剽窃を知らなかった方がいたら是非お読みいただきたいなと思う。
ちなみにこの江口准教授のサイトおよびブログは面白い。
ちょっとしたきっかけで、こういう発見があるのはインターネットの良い点だと思う。

話題転換。
この剽窃の件とは全然関係ないが、
最近大好きなブログがあるので勝手ながら紹介させていただく。

紹介するのは青木理音さんが解説している経済学101というブログ。
非常に深く、考えさせられる内容が多いので、是非ご一読を。
なお、上記リンクはブログのトップページにリンクしているつもりですが、リンク先が間違っていたらごめんなさい。

また、勝手に宣言させていただきますが、
これからも日刊 石川学は様々なブログ主様と記事のリライト等を通じて交流させていただく所存です。 パーンチ G=(^。^G)

関連記事もたまには見てね。(*⌒3⌒*)ちゅ~

関連記事:

2009年12月24日木曜日

クリスマスイブ

クリスマスイブ。
我が家も妻手作りのケーキでお祝いである。

恐るべきは我が妻。
ケーキ作りの回を重ねるごとに、スポンジ部分と生クリームが美味しくなっている。
「前回があまり上手にできなかったから・・・」というのが本人の弁だが、前回だって前々回よりも美味しかった。
仕事でも家事でも遊びでも、現状に満足しない姿勢が上達の秘訣なのだと、あらためて思う。




最近の幼稚園は実に親切だ。
サンタへの要求がこのような形で実に明確。



それにしても正直、助かった。
家計に優しい我が息子よ。
PS3やWiiが欲しいとかだったら、きっとサンタさんは来なかっただろう。

関連記事:

2009年12月23日水曜日

ミニサイクロンと新しい自転車

お気に入りのリトル・アインシュタインの影響で、ジェットコースターに乗りたいという息子。
以前に新聞販売店からもらった割引チケットの使用期限も迫っているので、息子と2人、としまえんに行ってきた。

としまえんに到着するや否や、ミニサイクロンへ一直線。
6回連続でミニサイクロンに乗ると、息子は目的を達成し実に充実した顔で帰りたいと言い出す始末。
まだ入場して30分しか経っていない。

これで帰ってしまってはキッズ乗り物1日券代金がもったいないので、
(6回ミニサイクロンに乗った段階で代金はペイしているのだが)
なんだかんだと理由をつけては、多くのアトラクションに乗り、頃合いを見て帰宅。

帰宅すると、先日注文した自転車が届いていた。
遊び疲れてヘトヘトになっていたはずの息子が歓喜の声をあげる。

車輪が大きくなり、速度が出るようになった自転車。
漕ぐのが楽しくて仕方がないというのが、ひしひしと伝わってくる。



早く補助輪なしで乗れたときの感動を味合わせてやりたいという気持ちと、
事故にだけは合わないでくれよという不安がない交ぜになる。
私が初めて自転車に乗ったとき、父親も同じような気持ちだったのだろうか。

息子が成長するにつれ、「あのとき、親父はどう思っていたのか」と聞いてみたいことも増える。
不思議なものだ。

関連記事:

2009年12月22日火曜日

フロアタムをバスドラムに

ちょっとした疑問が解決した。

10日ほど前、池袋駅東口を出たところで、なかなかに上手いJazzバンドが演奏していた。
演奏を楽しみながらもどことなく覚える違和感。バスドラムが異様に小さい。

最初は子供向けのミニドラムかなと思っていたが、
バスドラムが地面から浮いているような状態になっているし、
よくよく見てみると、ドラムの胴回りがバスドラムのそれではない。

あれは何だったんだろうと悶々とした気持ちで過ごした約10日間。
受注したデータ入力業務をしている最中に、稲妻が走るように閃いた。
もしかしてあれはフロアタムなんじゃないか、と。

仕事を放り出して(失礼!)早速、「フロアタム バスドラム 改造」などの用語で検索してみる。
やっぱりあった。
フロアタムをバスドラムに改造してみた - SuperSense
こっこちゃんのドラムを作ろう! ~フロアタムをバスドラに改造する - おやじバンドマン5

なーるほど。こういう仕掛けだったのか。
何かが腑に落ちた日は、本当に気持ちが良い。

それにしても、小さいバスドラム。かわいいぞ。


2009年12月21日月曜日

続々々々々ドラゴンクエスト9とバラモスLv99

「まだやってるの?」と言われてしまうかもしれないが、まだやっている。
ドラゴンクエスト9。

気がつけば発売されて(購入して)5ヶ月。
いまだにドラゴンクエスト9とは良いお付き合いをさせてもらっている。

自分でもよくも飽きないなぁと感心してしまうが、
その飽きていない理由は、クエストをクリアすることやすれちがい通信などで入手できる、
過去のドラゴンクエストシリーズのボスと戦えることにある。

竜王、シドー、バラモス、ゾーマなどファミコン世代には懐かしい名前。
本作では、このかつてのボスたちと戦い、育成できるシステムが搭載されている。

育成できるというと難解な表現になるかもしれないが、
ドラゴンクエストシリーズではモンスターを倒すと経験値を得ることができる。
この経験値がある一定水準まで到達すると自分たちのレベルがあがる、というのが基本的なシステムだ。

今回のこの過去のボス戦では、戦闘後、自分たちが得た経験値をそのボスにあげることができる。
すると、ボスのレベルが必ず1つ上昇し、さらに強くなったボスと戦えることが可能というシステムだ。

この過去ボス戦が、大人にはうってつけなのだ。
ニンテンドーDSの電源を入れてからせいぜい5分くらいで1回の戦闘を終える。
だから、ちょっとした空き時間にパッとやって、パッと終えることができる。

で、この過去ボス戦を昼休みなどにチマチマとやり続けた結果、
本日、とうとう、っていうかようやく過去ボスの中でも最も弱いバラモスのレベルが99まで到達した。
伝説の勇者という称号ももらった。なんか嬉しい。

それでも他の過去ボスは手つかずだ。

もう1つちまちまとやり続けているのが、すれちがい通信。
これも気がつけば839人とすれ違った。

せっかく買ったのだから、費用対効果を最大にするために遊び尽くしたい。
クリスマスと年末年始、常にDSを持って歩いて、すれちがい通信1000人を達成したいなと思っている。

関連記事:

2009年12月20日日曜日

サンタクロースはオレである。

うちの息子はまだ4歳。
だから、当然にこのブログを読んでいない。
そんな場を借りて、思いのたけを書く。

サンタクロースはオレである!

お父さんが毎日、日夜一生懸命に働き、
お母さんが少ない給料の中から節約しお金を貯め、
それがサンタクロースのプレゼントの原資なのだ。

サンタクロースのプレゼントの仕入先は家電量販店だ。

クリスマスの朝、枕元に置いてあるプレゼントに喜ぶ息子の姿を想像し、
期待に胸を弾ませニヤニヤしているのは、レジでお金を支払うまでだ。

レジでお金を支払った後は、
受けとったレシートに書かれた貯まったポイントをチェックし、
「ポイントで缶コーヒーがもらえるな」とそっちでニヤニヤしているのがサンタの実態なのだ!

もう一度言う。
息子よ。サンタクロースはオレである。

2009年12月19日土曜日

6県合同企業ガイダンスと変わるOK範囲

東京ドームシティにあるプリズムホールで行われた6県合同企業ガイダンスへ出かけた。

このイベントは、東京の大学に在学中でUターン就職を目指す学生のための、
福島県、栃木県、茨城県、山梨県、長野県、静岡県の合同企業説明会だ。

2011年3月卒向け、即ち大学3年生(短大・専門学校の1年生)向けのイベントにもかかわらず、
13時から17時までの開催時間中は、多くの学生で熱気にあふれていた。




学生たちが、人事担当者が行う説明に向ける眼差しは真剣そのもの。

不況下、2010年3月卒の内定率が極めて低い状態で、
来年も景気が上向きになるかどうかわからない不安と焦りがビシバシと伝わってきた。

初めて就職する企業ってやはり、その後の社会人人生に与える影響って大きい。
厳しい状況ではあるけれど、その中でも納得のいく就職活動をして欲しいな、と思う。

自分が就職活動をしていたときのことを思い出しつつも、何か感じる違和感。
何が違うのかなーと考えていたら・・・、わかった!

髪型だ!

よくよく見渡してみると、男子学生、女子学生、髪の色こそ黒いけれども、
ソフトモヒカン風だったり、エアリーだったり、ドラゴンボールほどではないがツンツンしたような髪型だったり。
男子でも襟足が長かったり。

当たり前だけど、10年も経てば清潔感とか常識とかのOKの範囲って変わるんだよなー。

関連記事:

2009年12月18日金曜日

全国百貨店売上高概況の発表に思う

日本百貨店協会から、平成21年11月の全国百貨店売上高概況が公表された。

対前年同月比の売上高は、主要10都市で21ヶ月連続マイナス、
10都市以外の地区で29ヶ月連続マイナス、と暗い言葉が並んでいる。

三越の早期希望退職制度に全従業員の20%超が応募したというニュースが記憶に新しいが、
働く側から見て、将来の先行きが暗い業界ということなのだろうか。

・専門店や家電量販店の大型化
・大規模SCやアウトレットモールの新規出店
・ネット通販の台頭
・デフレと賃金デフレ
・失業者数の増加
・人口減
などなど百貨店業界を取り巻く環境は厳しすぎるくらい厳しい。

今後もこの流れが続いてしまうのか、それとも大きなイノベーションが起きるのか。
デパート大好きな私は、後者であると願っている。

関連記事:

2009年12月17日木曜日

スーパーアース発見と光年の錯覚

スーパーアース(GJ 1214b)発見は、今年一番ワクワクしたニュースかもしれない。

自分で光を発せず、恒星の周りを回っている惑星は、
近い距離でも発見が難しいらしい。

こういう発見があると、実はもっと近くにも地球と似たような環境を持つ惑星があるんじゃないか、生命体が存在するんじゃないかと期待が膨らむ。

遠くの親類より近くの他人」ではないが、
遠くの恒星よりも近くの惑星の発見と解析に力を入れてほしいなー、なんて思ったり。

それにしても、40光年先って、ついつい有人でも行けそうな錯覚に陥ってしまう。
光の速さで40年かかるんだから到底無理なんだけど。

ニュースになる恒星や銀河系の距離が、1000光年先とかだから距離感がおかしくなっちゃうんだろう。

関連記事:

2009年12月16日水曜日

夫が父親として機能しません→夫に帰ってきてもらいたい

2ちゃんねるとはまた違った味わいのある発言小町

離婚したくてたまらないと言っていた妻が、
10日後に夫に離婚したいと言われてしまうまさかの急展開。

ナイーブな夫婦関係についてここまでオープンにしてしまう相談者(トピ主)もアレだが、
親身なのか焚きつけているだけなのか外野のレスもすさまじく一気に人気トピに。

今後の展開が気になる、っていうか、このトピ主ならおそらく第3弾もありそうだ・・・。

夫が父親として機能しません(12月4日)

夫に帰ってきてもらいたい (12月14日)

2009年12月15日火曜日

手帳とカレンダー

いよいよ2009年も今日を含めて残り17日。
2010年に向けて社内用のカレンダーと、個人用の手帳を買った。

社内用のカレンダーは、例年、高橋書店E2E3を使い続けている。
ミーティングスペースにはE2を、執務スペースにはE3だ。
ともに12か月分を見渡すことができるので、活動計画やプロジェクトのスケジュールを勘案するときにメチャクチャ便利だ。

1年で1枚なので、ゴミになるのも年間1枚。
ゴミ減量という観点からもグレートな一品なのだ。

手帳は、用途(ビジネススタイルていったほうが適切かな)により、
何がベストかは個々人によって違うと思うが、
私のベストはカレンダー同様に高橋書店のニューダイアリーアルファ12だ。

タイムメモリが縦軸に並んでいるのが、見やすく、書きやすく便利。

2月以降はまだ真っ白な手帳。
2010年は、どんな出会いがあり、どんなスケジュールが書き込まれるのか楽しみだ。


2009年12月14日月曜日

忘年会シーズンと金欠

給料日前日。
朝、ふと財布の中を見ると、200円も持っていなかった。

何かと出費の多い忘年会シーズン。
個人の資金管理もしっかりしないといかんなーと、
こういう脇の甘さをなくすようにしないといかんなーと、
ぐーぐーなるお腹をさすりながら情けなさいっぱいの32歳の冬。

関連記事:

2009年12月13日日曜日

野村克也のベストナインSPに便乗して石川学が選ぶベストナイン

昨晩、すぽると!で”野村克也のベストナインSP”というのをやっていたらしい。
残念ながら見る事はできなかったが、Livedoorに野村元監督の選ぶベストナインが掲載されている。

こういう妄想企画って大好きだ。
私に限らず、プロ野球ファンなら、一度は自分なりのベストナインって考えたことがあるんじゃないだろうか。

笑われてしまうかも知れないが、便乗して自分もやってみた。
いくつかの条件を勝手につけて。

私がベストナインを選ぶにあたり、勝手につけた条件は以下のようなものだ。

条件1:自分がテレビや球場で実際に見た事がある選手であること。
 長嶋茂雄氏や王貞治氏などの「伝説の選手」は、記録上では見た事があっても、
 プレーを見た事がないので除外した。つまり、1985年時点で現役だった選手に絞った。

条件2:全盛期を知っていること。
 例えば、ミスター赤ヘルと呼ばれた山本浩二氏は条件1に該当している。
 しかし、私の知っている山本浩二氏は全盛期を過ぎ、晩年の選手であった。
 5年連続40本塁打以上を記録した山本浩二選手のプレーは見た事がない。そのような選手は除外した。
 元阪急ブレーブスの福本豊氏もこの条件に該当する。

条件3:守備位置にこだわる。
 このような妄想ベストナインを考えるときについついやってしまいがちなのが、
 自分が選出したいA選手とB選手がいて、その両者の守備位置が右翼手だったときに、
 右翼手ができるのだから左翼手もできるだろうと考え、勝手にポジションを変更してしまうことだ。
 だから、今回は、特定の守備位置において少なくとも2年間はレギュラーとして出場した経験のあるものに絞った。

で、私のベストナインはこれ!

1.松永浩美 (三)
2.井端弘和 (遊)
3.イチロー (右)
4.落合博満 (一)
5.金本知憲 (左)
6.古田敦也 (捕)
7.秋山幸二 (中)
8.篠塚利夫 (二)
9.斎藤雅樹 (投)

かなり楽しく悩んだ。
皆さんだったらどうだろうか。

2009年12月12日土曜日

創業記念日

ダウンした。
突然高熱が出て、嘔吐を繰り返した。

今日は、息子が通う幼稚園のクリスマス会に行く予定であったが、やむを得ず不参加。
息子の寂しそうな顔を見るにつけ、心が痛む。
結局、創業して以来はじめて、布団の中で丸一日を過ごした。

今日、12月12日は株式会社インプルーヴの創業記念日だ。

思い起こすこと6年前の2003年。
株式会社テンダを退職したのは11月30日付けであったが、
11月14日に最終出社をし、残った2週間を有給休暇の消化に充てていた私は、
設立する会社の創業日をいつにするか考えていた。

最もキリがよいのは退職日の翌日、間髪あけずに12月1日が妥当だと思っていたが、
カレンダーを見るとよりによって赤口である。
出鼻をくじかれたようで、一気にトーンダウンした。

意外と、げん担ぎや六曜を気にする私。
1日が駄目なら縁起よく大安の日を創業日にしようと再びカレンダーに目をやると、次の大安は12月6日。
なんとなくしっくりこない。

さらに次の大安は、12月12日。
これだ、と思った。

わかりやすいし、
「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ」という響きが、駆け足行進の掛け声のようで、
これから訪れるであろう忙しい毎日を思うと、希望に胸が膨らんだ。

関連記事:

2009年12月11日金曜日

一人社員食堂とわさび茶漬け

擬似一人社員食堂をはじめた。

といっても、大げさなものでなく、
外食、コンビニ弁当、カップラーメンからの脱却を目指し、
少しでも、健康、倹約になればいいな、くらいのものである。

以前のブログでも書かせていただいたとおり、
社内には、冷蔵庫、電子レンジ、IH調理器など料理をするための環境は整いつつある。
T-falの電気ケトルもあるため、お湯を沸かすことも苦ではない。

そうなると課題は食器と食材であるが、
この日のために、サトウのごはんとどんぶりなどを家から持ってきた。

で、一人社食の記念すべき第1弾。わさび茶漬け。




サトウのごはんをレンジでチンし、お湯を沸かすだけ。
わさび茶漬けの素は、テンダ時に部下であった浅川さんからいただいたものだ。

たったこれだけのことなのだが、不思議なほど満足感が得られた。
一人社食。病み付きになりそうである。

関連記事:

2009年12月10日木曜日

ウェンディーズ撤退

昨日に続いてショックなニュース。
ウェンディーズが今年12月31日をもって全店閉店ということだ。

このブログ上であまり書いていないが、
私も渡辺もサンシャイン60通りにあるウェンディーズにお世話になっている回数は相当に多い。

ランチタイム以外は決して安いとは言えなくなったマクドナルドに比べ、
パティの大きさ、具材の量、そしてなにより、いかにもアメリカンって感じのジャンクな味が大好きだった。

フランチャイズ契約満了のための閉店ということなので仕方がないと思うけれども、
ゼンショーグループで新しい業態としてハンバーガーショップを新たに始めてくれないかなぁと、
密かに期待しているのだ。

関連記事:

2009年12月9日水曜日

阪神タイガース 赤星選手の引退に寄せて

阪神タイガースの赤星憲広選手が現役引退を発表した。
あまりに唐突なこの発表に、正直なところ仕事が手につかない。

長く続いた「ダメ虎」期を脱し、近年ではAクラス入りの常連となった阪神タイガース。
FAで獲得した金本知憲選手の功績も大きいが、赤星選手の功績も同じくらい大きいと個人的には思っている。

赤星選手は、理想の一番打者だった。

とにもかくにも打席で粘る。
いわゆる「クサい球」はひたすらカットし、相手の投手を疲れさせる。
ボール球には手を出さないため、四球が多く出塁率が高い。
出塁したら、自慢の快足で盗塁してしまう。

例え、最終回にタイガースが負けているときでも、
赤星選手に打順が回れば、まだなんとかなると思えた。

逆に、相手にとって、こんなに嫌な選手はいなかっただろう。

2005年。タイガースが優勝したシーズン。
18時30分ころ、Yahoo!スポーツの一球速報を見ると、
1番赤星選手が、出塁→盗塁。
2番の選手が犠打で送り、クリーンアップが赤星選手をかえすという先制点の打ち出の小槌状態。
1回が終わるとタイガースが先制している試合を何度みたことか。

たった9年間のプロ野球選手生命であったけれども、
その太くて「速い」赤星選手の姿は、
阪神タイガースファンのみならず、プロ野球ファンは忘れないだろう。

赤星選手、本当にお疲れ様でした。

2009年12月8日火曜日

付属校とお受験

今日のYOMIURI ONLINEに名門私大が付属校ラッシュ、優秀生徒囲い込みという記事があった。

早稲田大学や中央大学が新たに中高一貫校を創設し、
少子化の影響から受験者減を脱却し、志望者の増加を目指す次第側と、
大学への「進路保証」への親子の期待が一致しているという内容だ。

この記事を読み、昨年、我が家でこんなことがあったのを思い出した。

元プロ野球選手の清原和博氏の長男が、
慶応義塾幼稚舎に合格したという記事がある週刊誌に書かれていた。
実家に帰ったときに、同じ記事を読んだ父とその話題になった。

「慶應は野球も名門だから、(父親譲り=清原氏のこと)でいいんじゃねーかな。○○(息子の名前)も野球をやらせるんだったら、慶應でも受けさせてみっか」
と父が軽口を叩くと、いきなり話が飛躍した母親が、
「受験するなら早稲田のほうがいいんじゃない」
と言い出した。
ちなみに、早稲田に系列・附属の小学校はない。

そんな話を義父にしたところ、
大の巨人ファンで長嶋茂雄氏のファンである義父は、
「家からも近いし、立教のほうがいいんじゃねーか」
と言い出す始末。

本人の関係ないところで、勝手に受験が始まっている。
人の期待というものはおそろしいものだ。

ちなみに、当の育ての親である私と妻は、
息子は近所の公立の小学校へ行かせることをとっくの昔に決めている。

関連記事:

2009年12月7日月曜日

資格試験の効用(2009年12月4日、日刊渡辺洋一への補足説明)

先日の渡辺のブログ「12月4日 MOS 」と題された記事に、
弊社の石川が上手いこと申しておりましたが、
検定・認証・資格の類は、共通語であると。
と書かれていた。

渡辺は私の言いたいことを理解してくれているために、このような簡潔な表現を用いてくれたのだが、
渡辺のブログの読者の皆様に誤解を招くといけないので、
上記渡辺の記述内容について私から補足説明をさせていただきたい。

なお、以下、「検定試験」「認証」「資格」をひとまとめにして「資格」という表現を使わせていただく。

資格には2つの効用があると考える。
1つ目は、能力(知識・技能)の目安としての効用。
2つ目は、言語・用語を共通化する効用だ。

1つ目の能力(知識・技能)の目安としての効用は、一般的な資格取得の意義・目的と考えてもらってよい。
例えば、日商簿記検定試験3級の合格者は、
日本商工会議所の定める商業簿記3級の出題区分表(PDF)に記載された知識と技能について、
ある程度理解しているということが、日本国内どこへ行っても同じ基準で証明・評価される。
そういった「能力(知識・技能)のものさし」としての共通語という意味だ。

ただし、この場合、評価をする側が、その資格の内容を理解していないと、
正当・公正な評価はされない恐れがあることに注意が必要だ。

これも例を挙げると、ある町工場で経理職を募集するケースがあるとして、
社長さんは日商簿記検定の内容を知らないとする。

そこで日商簿記3級を持っている応募者を採用したものの、
日商簿記3級には工業簿記が試験範囲に含まれていないことを知らず、
職務要件を満たせないというような場合だ。

2つ目の言語・用語を共通化する(統一する)効用。
これは意外と見過ごされがちだが、効果は大きいと考えている。

どこの会社・団体にも社内用語や、業界用語があると思うが、まさにそれだ。
資格試験の勉強をするのには、この「用語の統一化」という効用がある。

例えば、品質管理などで使われる「無試験検査」という単語。
もしかすると、字面から「試験をやらなくてよい」と考える人がいるかもしれない。
無試験検査の本当の意味は、「品質情報・技術情報に基づいて、サンプルの試験を省略する検査」であり、
「試験をやらない」のではなく「品質情報・技術情報」を読み取るという重要なステップがある。

このような用語の曖昧さを、社内または社外の人と共通化するのに、
資格試験を勉強するのは非常に有用なのだ。

用語の統一化を図るのであれば、本で用語だけ覚えればよくて、
資格を取得する必要はないんじゃないか、というご意見もあろうかと思われる。

私はこのような意見を否定する気はない。
重要なのは常に向上心を持って学習をし続ける姿勢であって、学習の結果は実践(実戦)の場で披露すればよい。

ただ、どうせ学習をしたのだったら、その理解度を測定するために実施される試験を受けてみてはどうか。
また、せっかく受験をする気になったのだったら、
ただ受験して帰ってきましたという思い出だけよりも、合格証書の1枚でももらったほうが気持ちがよい。

私はそのように考えている。

2009年12月6日日曜日

「マッサージいかがですか?」

「池袋」は様々なイメージを持つ地名だと思うが、
うちの会社がある周辺は、予備校や専門学校が数多く、
また、グリーンシアター通り沿いには妙典寺や常在寺などのお寺が並び、とても静かな場所だ。

夜も10時を過ぎれば人気はまばらになり、早朝ともなれば人っ子一人いない。
そんな場所なのだ。

深夜の仕事を終え、
5時11分池袋駅発の有楽町線の始発に乗ろうと、家路を急ぐときにその出来事は起きた。

会社を出て、グリーンシアター通りに出ると、目の前を若い女性が一人歩いていた。
私は寒さも手伝い早足で歩く。
彼女は非常にゆっくりであった。

ちょうど南池袋郵便局の手前で、彼女とすれ違う形になった。
すると、彼女がか細い声で私に声をかけてきた。

「あの、すみません・・・」

どうしたんだろうと思い、私は素直に立ち止まり、振り返って聞いた。
「なんですか?」

よくよく見ると、日本人ではないと思われるその容姿からは、とんでもなく意外な返答が。

「マッサージいかがですか?」

あまりのことにビックリした私は、思わず大声で「え?今、何て言いました?」と聞き返してしまった。

池袋駅の北口、西口、東口方面で同様の声をかけられることは本当によくある。
その場合、大抵近くにそれと思しき店があるものだ。

しかし、この近所にはそのような店は一切ない。
ここに事務所を構えて4年が経つが、このような客引きに遭遇した事はただの一度もなかったのだ。
もしも私がYESと答えてしまったら、どこに連れて行かれたのだろうかと、非常に気になる。(勿論、行かないが。)


大きな地図で見る

2009年12月5日土曜日

「トヨタ流」と虎の威を借るなんとやら

うちの会社では、日経情報ストラテジーという雑誌を定期購読している。
誌面の後半には、「10分間で学べる業務革新講座」というコーナーがあり、
著名なコンサルタントの方々が、様々なテーマについて連載コラムの執筆しており、大変勉強になる。

そこで2年間にわたり長期連載をしていたのが、
著書「なぜ会社は変われないのか」「なぜ社員はやる気をなくしているのか」で有名な、
スコラ・コンサルトの柴田昌治氏による”日本的経営改革の極意 「トヨタ流」の取り込み方”だ。

2010年1月号の同誌では、このコラム全24回分が特別付録となっていた。
氏が同コラムを連載していたのは2008年1月~2009年12月までのちょうど2年間。
この間、世界の経済情勢は目まぐるしく変化したが、
その間の氏の各回での「前置き」のような部分が、なかなか味わい深いので、勝手ながら紹介させていただく。

私自身は柴田氏の考え方はとても素晴らしいものだと思うし、尊敬に近い念を持っている。
しかし、一度その人についたイメージや、その人が何を良しとしているのかを高らかに触れ回ると、
思わぬしっぺ返しが来てしまうという好例として、紹介するものだ。

長文になるが、是非是非読んでもらいたい。

第1回(2008年1月号)
自分の会社もトヨタ自動車のように儲かる企業になれればいいのにと、企業経営者なら誰しもがそう願うことだろう。そうした経営者の中には、「あれだけ儲かるなら、もうそれ以上は何も言うことはない」と、ただ単にその儲かるという結果だけを欲しがる人もいるだろうし、「原因があるからこそ結果もある」と、儲かり続けるという結果をもたらす原因にまでさかのぼって、その答えを見つけようとする人もいるはずだ。
(中略)
言うまでもなく、トヨタ流が当たり前のように社員に実行されている会社は強い企業である。では、トヨタ流を実行するためには何でもいいからトヨタのまねをすればいいのかといえば、そうでもない。事はそれほど簡単ではない。いくらトヨタ流を頭で理解したとはいっても、それをすぐに実行できる人はまずいない。頭で理解できても運動神経が働いていないと、実行は出来ないのだ。



第2回(2008年2月号)
問題解決のサイクルがあらゆるところで回り続けているトヨタ自動車のような企業風土・体質を、自らの会社にも定着させたいと本気で思うなら、「これさえあれば劇的な効果が期待できる」といった簡便で都合のいいツールや処方箋など、どこにも存在しないことを早く認識したほうがいい。



第6回(2008年6月号)
世の中には、トヨタグループの出身者を経営のトップに迎えれば、トヨタを再現したような経営が自社でも実現できるのではないかと考える謝った期待が横行している。
(中略)
そうは言っても、トヨタの社員が総じて「深く考えて仕事をする力」と「ネットワーク力」、つまり、課題に対する強い対応力を持っていることは確かである(しかし、トヨタにもいろいろなタイプの人がいる。中には部下から考える力を奪ってしまう強圧的なトップダウンの上司がいるのも事実だ。トヨタで働く人なら誰もが、必ずしも私のいう「トヨタ的な人間」ではない。)



第12回(2008年12月号)
 私は自身の講演の中で、トヨタ自動車を例に出して説明をすることがよくある。例えば、事実を大切にする現場主義が骨の髄までしみ込んでいる代表的な会社はトヨタであるとか、社員同士が緊密な人間関係を持っていることが「あいまいな情報」を共有させ、それが仕事の全体像の共有につながっているのがトヨタであるとか、その結果として問題解決のサイクルが常に回り続けている会社がトヨタであるというような話だ。
 トヨタという会社は、私はいい意味で日本の典型的な会社だと認識しているのだから、このように例に出すことはごく当たり前のことである。
 ところが最近、連続して何回かの講演で、こうした私の言い分に会場の聴衆から反論が出た。彼ら曰く、「トヨタは柴田さんが言うほどに、そんなに良い会社なのですか。社内には自殺者も多いとも聞いているし、云々」というような中身である。自殺がどれくらいの数あるのか、私は知らない。しかし、あれだけの規模の会社だから、トヨタにも当然、自殺は起こるのだろう
 私は一度もトヨタを全面的に肯定するなどと言ったことがないと思うのだが、どうしても見習うべき例としてトヨタを取り上げることが多いから、私が全面的にトヨタを礼賛しているかのように受けとられてしまうらしい。



第15回(2009年3月号)
 トヨタ自動車が2009年3月期の赤字決算予想を発表した。前期までの好調振りとは打って変わった内容である。状況の悪い時には変に隠し立てなどせず、そのままをさらけ出すというトヨタらしい姿勢がかえって景気後退を加速しているとも言えなくはないのが皮肉である。



第16回(2009年4月号)
トヨタ自動車が続けざまに業績を下方修正した。今回の金融大不況がトヨタに与えている影響は、大方の人が当初思っていたよりも、はるかに大きいようだ。トヨタはここ数年間、壮絶なほど兵たんの拡大を志向してきた。その「つけ」が、一気に噴出したということなのだろう。
(中略)
しかし、トヨタが目指してきた拡大戦略の持つ意味は、未開拓の世界市場を押さえるということ以外には、いま一つ見えてこなかったのは、私だけだろうか。そういう意味では、物事の意味を常に問うトヨタ本来の姿からすると、どこか違和感があるというのが本当のところだ。



第21回(2009年9月号)
(前略)
現実のトヨタは今、2期連続の赤字に陥っている。確かに、グローバルに延び切った戦線のあまりにも急激な拡大と固定費の増大を危ぶむ声は、トヨタに近い人からも頻繁に聞こえてきていた。
問題は、赤字に陥る前に問題の顕在化がなぜできなかったのかということだろう。実際の仕事の現場では、そうしたことの予兆は明らかに見えていたと思われるからである。

来年は寅年。
うちの会社は虎の威を借る何とやらにならないよう、気をつけないとなぁと思う。

2009年12月4日金曜日

BOOK OFF池袋サンシャイン60通り店

オープンしてからはしばらく経つが、サンシャイン通りにできたBOOKOFF池袋サンシャイン60通り店へ足を運んだ。

以前はHMVだったこの場所。
BOOKOFFとしては、国内最大級の売り場面積だという触れ込みだ。

店内は、他のBOOKOFFと比べ、整然と商品が陳列され、
パッと見ただけでは、リサイクルショップの店内とは思えないほど清潔感にあふれている。
(その分、値段も高くなっている気がするのは気のせいだろうか)

同社は、創業オーナーが退陣して以降、
5月から大日本印刷丸善講談社集英社小学館図書館流通センターが資本参加した。
これらはいわば、同社に煮え湯を食わされてきた企業群だ。

万引きや、著作権など、リサイクル事業を取り巻く問題は決して小さくない。
今後、出版社傘下になった同社がどのような方向に進むのか、非常に興味深い。


2009年12月3日木曜日

朝マックと「年越し派遣村」

仕事をぶわーっとしあげるために、渡辺とともに完徹。
腹が減ったため、朝マックをしに行く。

私はハッシュポテトが好きで、それを食べんがためにわざわざ朝マックをしに行くくらいであったが、
会社お隣のローソンでハッシュポテトを販売するようになってからというもの、
朝マックは本当に久しぶりである。

朝っぱらから勢い余ってホットケーキを注文。

ちなみに私は、この三段重ねになっているホットケーキを、
一枚ずつシロップとバターを塗って四等分にし、
フォークとナイフでくるっと丸めて食べるのが大好きだ。

ふと隣席に座った渡辺をあらためて見ると、
その風体は到底、仕事帰りのビジネスマンには見えない。
「年越し派遣村」そんな言葉が頭をよぎる。




関連記事:

2009年12月2日水曜日

臨機応変とCS(顧客満足)

今日、こんな出来事があった。
会社の近くのコンビニで、飲み物(ペットボトル入りのお茶)を買おうとしたときのことだ。

店員さんはお金を受け取り、ペットボトルにシールを貼って私に渡そうとしたところ、
手を滑らせペットボトルを床に落としてしまった。

店員さんは「すみません」と言うと、ペットボトルを拾い上げ、
ショーケース(飲み物が並んだ冷蔵庫)のほうへ歩いていこうとする。

私は、とっさに、店員さんは新しいものと交換しようとしているのだなと思い、
「あ、それでいいですよ。」と言った。
床に落としたといっても、ペットボトルがへこんだりしたわけでもなく、
ましてやキャップが外れたわけでもないので、飲み口が汚れるわけでもない。

すると店員さんは、「いえ、交換させていただきます。」
私が「本当にそれでいいですから。」と返すと、
「そういうわけにはいかないんです。」という言葉が返ってきた。

なるほど。
クレーム対策などのために、マニュアルでそのように決まっているのだろう。
そう思った私は、それ以上何も言えず、新しく交換されたペットボトルのお茶を受け取り店を出た。

とはいえ、見た目はなんの損傷もないペットボトル。
返品などはできないだろうから、店員さんが自腹で購入して飲むのか、
それとも、意地の悪い言い方をすると、おそらくそのままショーケースに並べられるのだろう。

臨機応変さとか、CSって何なんだろうと、考え込んでしまう出来事だった。

2009年12月1日火曜日

第7期スタートと発熱

今日から株式会社インプルーヴの第7期スタート。

気合を入れて出社をするも、なんだか体がだるい。
昼休み、熱を測ると38.6度。

昨日のブログであれだけ偉そうなことを書いておきながら、
初日からこれでは相当に情けない。
仕事も溜まっているのに。

最悪のスタートと考えると、どうしてもネガティブになってしまうので、
ここはあえてどん底から右肩上がりに年度をゴールできる予兆だと、
ポジティブに考えたい。

2009年11月30日月曜日

第6期終了と「中学生になろう」

今日、11月30日をもって株式会社インプルーヴの第6期を終えた。

お客様や取引先、
有形無形の様々な形で支えてくれた友人たち、
何より家族には本当に感謝している。

業績的にはまったくもって褒められたものではなく、
経営者としての自分自身のふがいなさと情けなさは、
どれだけお叱りを受けてもいたしかたないレベルにあり、
「ああすればよかった、こうすればよかった」と、どれだけ後悔してもしきれるものではない。

とはいえ、後ろを振り返ってばかりいても時間は戻らない。
明るい未来を信じ、前を向きつつ、一年度を終われたことに気持ちの整理をつけたい。

「6年間・・・」
と言うと、BOφWYのアレを思い出してしまう部分もあるが、
学校教育に当てはめると、ちょうど小学校を卒業する期間に相当する。
7年目からは中学生だ。

期末の日には、従業員に対し来年度のスローガンを発表するのをうちの会社の恒例としているが、
株式会社インプルーヴ第7期目のスローガンは、小学校卒業と中学校入学にちなんで、
「中学生になろう!」とした。

なんじゃそりゃと笑われてしまうかもしれないが、
「中学生」という言葉には色んな意味をこめたつもりだ。
勝手ながら説明させていただく。(もちろん、従業員には説明した内容だ)

「新たな気持ちで取り組もう」
小学校を卒業し、先輩たちがやたらと大人に見えた中学校入学のときを新鮮な気持ちを思い出そう、ということだ。6年間同じ事を続けていると、知らず知らずのうちに「慣れ」が出てくる。その「慣れ」は経験に裏打ちされた行動という、いい方向に働くこともあれば、前例主義・踏襲主義に近い、過去に固執し、新しい行動を起こそうとしない悪い習慣に働くこともある。いい意味で過去の6年間は忘れ、新鮮な気持ちで仕事に取り組もうという意味を込めた「中学生」だ。

「より難易度の高い仕事にチャレンジしよう」
小学校の初等教育で学んだ基礎知識を活かして、中学校では中等教育を学ぶように、過去に行ってきた経験を活かして、もっと難しい内容の仕事に積極的にチャレンジしていこうという意味をこめた「中学生」だ。

「多感になろう」
中学生の代名詞「思春期」。急に世界が広がり、今まで知らなかった多くのことを知る。そして、どんな出来事にも、怒り、悲しみ、喜ぶ。社会人経験がそれなりになってくると、色々な出来事に遭遇し、経験を積んでいく中で、いい意味で耐性がつき、多少のことでは動じない心と体を手に入れることができるが、その反面、どんな出来事にも不感になり、仏頂面になっていないだろうか。嫌なことから目をそらし、自分の興味のないことをスルーすることが当然になってしまっていないだろうか。感受性を豊かにしよう。そういう意味をこめた「中学生」だ。

「反抗期を迎えよう」
何か知らんが腹が立つ。社会は腐ってる。死んだ目をした大人が大嫌いだ。その感性を良しとしていこう。この不況の中、仕事があることのありがたさが身にしみると同時に、仕事を受注することに躍起になり、顧客がやってほしいということだけをやる御用聞きの姿勢になっていないだろうか。ややもすると、自分たちの経験上、それが顧客の利益にならないかもしれないことを良しとしてしまってはいないだろうか。正しいと思ったことを堂々と主張していこう。自分たちは、お客さん以上にお客さんのことを考えた上で提案・企画をしているという自負を持って、主張をしていこう。そういう意味での「反抗期の中学生」だ。

「次のステップを目指そう」
小学校の6年間と中学校の3年間、あわせて9年間の義務教育は、誰もが卒業をできる。しかし、高校は話が別だ。自分たちでどの高校に入学したいか進路を選ばなければならない。と同時に、どんなに志望をしてもその高校に入れるとは限らない。企業活動もこれに近い。起業して10年以内に93%の企業が廃業すると言われている。逆に言えば、高校入学(起業10年目)を迎えることができる企業は7%しかないということだ。どんな高校に入学することができるのか。だからこそ、これから3年間の活動が重要だ。そんな意味をこめた「中学生」だ。


そんな思いを胸に、株式会社インプルーヴは、第7期目をスタートします。
これからの活動を見守っていただくと同時に、変わらぬお付き合いをお願いいたします。

お客様におかれましては、今まで以上のご支援とご発注を何卒よろしくお願いいたします!(笑)

2009年11月29日日曜日

青木一家来訪と自転車の練習

青木一家が我が家に遊びに来てくれた。

昼食を食べ、家の中で一通り遊んだ後、近所の公園へ行くことにした。
するとうちの息子は、おもむろに自転車に乗る練習を始めた。

以前は自分で自転車を漕ぐことに全く興味がなかった息子。
夏頃に一度興味を示したものの、うまく漕ぐことができずに半ば挫折気味であった。

それからも私の知らないところで妻とともに継続的に練習していたのであろう。
今日は上手にペダルを回すことができていた。

息子の通う幼稚園では、年少にもかかわらず、補助輪なしで自転車に乗れる女の子がいるらしい。
それを聞いて本当にビックリしたが、(私が補助輪をとったのは小学生になってからだ)
同世代の者ができることに刺激を受け、自分もそれができるようになろうとする姿勢(向上心や競争心)を培うのは、園や学校の良いところだとあらためて思う。

如何せん、姪のお下がりの12インチの自転車では、若干窮屈そうなので、
今年のクリスマスプレゼントには16インチの自転車を買い与えることにした。

夜、息子に何色の自転車が欲しいか聞くと、緑色の自転車がいいと言う。
理由を聞くと、「パパとママとお揃いだから」だそうだ。
憎めないヤツだ。(笑)



関連記事:

2009年11月28日土曜日

敗軍の将、兵を語ると相澤秀禎氏

今日はのんびりと家で過ごす。
金曜日に到着した日経ビジネス2009.11.30号を読んでいると、
敗軍の将、兵を語るのコーナーが、あのサンミュージックプロダクションの相談役である相澤秀禎氏であった。

ちょっと紹介をさせていただくと、
敗軍の将、兵を語るは、日経ビジネス上に長らく掲載されているコーナー。
世の中を騒がせた事件や、倒産の憂き目にあった企業経営者などが、
当事者自らその弁明を行う、あるいは真相を語るコーナーであり、私は大好きだ。

で、今回取り上げられたサンミュージックプロダクションとは、
先日有罪判決を受けた酒井法子氏の所属していた芸能事務所。

相澤氏は、その文章内容や、逮捕後に会長として取り組んだ内容を読むに、
とても知的で常識的で凄腕のビジネスマンなのだと思う。

それでもあえて、文中で「酒井は」とは言わず、
「法子は」「法子は」と語る姿は、
一経営者と所属タレントという垣根を越え、
本当に父親のようであり、心配をし、愛しているんだろうなと、なんとなく込み上げてくるものがあった。

2009年11月27日金曜日

SUBWAY

夕食を何にしようかと散々悩んだ末、東通りにあるSUBWAYへ行く。

今まで住んでいたところには、近所にSUBWAYがなかった。
そのため、物珍しさも手伝ってか、
外出先などでSUBWAYを見かけるとついつい入ってしまっていた私。

会社のすぐ近くにSUBWAYが出来ると知ったときには狂喜乱舞し、
同様にSUBWAY好きの渡辺とともに、
オープン当初は競うように毎日SUBWAYでサンドウィッチを購入していた。

ところがその反動か。
急にぱったりと足が向かなくなり、もう年の瀬が近い今日がなんと今年初めてのSUBWAYであった。
自分でもビックリした。

ちなみに、私はいつも定番の頼み方だ。
ターキーブレストを注文。
パンはウィート。
ピクルスとオリーブを抜き、オニオンは「てんこ盛りで」と。
ドレッシングはオニオン&ビネガー。
いつもこの注文の仕方なので、ソラでも言えるようになってしまった。

2009年11月26日木曜日

円高とBACK BEATの思い出

日経平均の株価が下げ止まらないが、円高も止まらない。

今日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=86円29銭まで急上昇した。
この高値は14年4ヶ月ぶりだという。

14年前、つまり1995年の円高のことは、今でもはっきりと覚えている。
長くなるかもしれないが、思い出話をさせてもらう。

私は当時、高校3年生。
大学受験は控えていたものの、バンド活動にも熱を上げていた。

その当時、以前の記事で書いたキーボード・ミヤ(現:宇都宮ライナス)とともに、
入り浸っていた楽器屋が、オリオン通りにあるBACK BEATだ。
楽器屋への入り浸り遍歴で言えば、キーボード・ミヤよりもBACK BEATのほうが歴史が古い。

話が遡ること更に1年前。高校2年生の夏休み前くらい。
The Beatlesにハマり初めたギターの腕前は、
ようやくギターのコードストロークが出来る程度だった。

BACK BEATがオープンしたのはちょうどその頃だ。
The Beatlesの専門店がオープンしたと、中ちゃんのお母さん伝いに知った。

楽器屋には、特有のとっつきにくさがある。
楽器を弾かない人には面白くもなんともない場所であるし、
腕前に自信がないと、あるいは、店員さんと仲が良くないと、
試奏をすることすら許されないかのような独特の雰囲気だ。

前述のような程度の腕前であった私は、
バンドマンの先輩である中ちゃんが、やはりオリオン通りにあった新星堂(現在は閉店)へ行くのを付き合ってほしいという時ですら、微妙に拒否していた。

しかし、The Beatlesの匂いをプンプンと漂わせる店となれば話は別だ。
The Beatlesの話をたくさんしたかったし、
本当はギターについてだって(The Beatlesの曲に限った話だが)、知りたい事はたくさんある。

今でこそ、インターネットで調べれば、楽譜やギターの弾き方を知る事ができるし、
果ては当時のライブ映像の動画などを観て、ミュージシャンがどうやって弾いているのかを簡単に観ることができる。
当時はそんな時代ではない。

それで私は、積極的に店のオーナーである松井店長とコミュニケーションを心がけた。
松井店長は、今にして思えば本当に商売上手な方なのだと思うが、
まだ購買歴のない(即ち、客ではない)私に、本当に懇切丁寧にギターの弾きかたを教えてくださった。

「こうやって弾くと、ジョージ(George Harrison)っぽいニュアンスがでる」とか、
「I feel fineは、ハイポジションのDのまま、小指だけを動かして、全部アップピッキングで弾く」とか。

それからギターとアンプを購入し、ちゃんと「客」になった私は、
もっと図々しく毎日のようにBACK BEATに入り浸った。
高校3年生になってからは、一応受験生であるため、
大学合格までは楽器屋に出入りするのを極力控えるようにしていた。

それからしばらくして、円高が進み、1ドル=90円台に突入した頃。
PlayerGuitar Magazineにデカデカと広告を掲載するような大手楽器店が、円高差益還元セールを行っていた。

当時、憧れていたFender USAのVintage Series。(いわゆるヴィンテレやヴィンスト)
売価で10万円台後半だったものが、唐突に10万円台前半~半ばまで値下がりした。

私は、単純に「Fender USAやGibsonのギターが安く買える=円高バンザイ」くらいにしか思っておらず、
1ドルが何円なのか知らなかった。興味も無かった。

ある日、私と中ちゃんは久しぶりにBACK BEATを訪れた。
中ちゃんが、「いやー、いくらくらいまで円高が進むんですかねー」みたいなことを松井店長に聞いた。
それに対し、松井店長は、「多分、80円台までいっちゃうでしょ」と答えた。

その時は、「ふーん、そうなんだ」程度に聞き流したが、
数日後、朝刊の見出しで1ドルが80円台に突入したという記事を目にした。

それからは、毎日のようにニュースの為替相場を気にするようになった。
もっと円高が進めば、もっとギターが安くなると思っていたからだ。

何がきっかけで興味の対象が広がるか本当にわからない。
ただ、為替相場に興味を持つようになったのは、趣味の延長線上からだったので、忘れようもないのだ。

関連記事:

2009年11月25日水曜日

筑水キャニコムとネーミング

昼休み、asahi.comをダラダラと眺めていたところ、
なんとなく「1人乗り、お手軽電気自動車 福岡の農機具会社発売へ」という見出しにひかれた。

記事を読むと、開発したのは福岡県うきは市にある筑水キャニコムという会社。
失礼ながら、その会社を知らなかったので、早速Webサイトを見てみたところ衝撃を受けた。

是非、製品カタログを見ていただきたいのだが、
製品名がダジャレのオンパレードである。

ネーミングが秀逸なのを、いくつか紹介させていただく。

草刈機 まさお
芝刈機 芝耕作
マルチカート 立ち乗りひろし → これは、「立ち」と「ひろし」の文字だけを大きくする念の入れよう。

など。
こういうの大好き。

トップページから行くと、大音量に驚くことになるので、
是非上記の製品カタログから直接アクセスして欲しい。

2009年11月24日火曜日

松屋と牛めし

夕食へ会社の三軒隣にある松屋へ行く。

この松屋は24時間営業ではなく、メニューも限定されている。
よくよく見てみると看板の松屋の文字の左上に丸囲みで「S」の文字が書かれた店舗。

松屋は牛めしのタレを新たに開発したらしく、
先月末、店頭に「松屋史上最高のタレできました」という看板がでていた。

いい機会なので、牛めしを食べてみた。
確かに以前よりも美味しくなった気がするが、
いきおいで普段どおりに玉子をかけてしまったのでよくわからん。

次回こそは、牛めし単体で味わってみたいと思う。

2009年11月23日月曜日

小便小僧と水上バス

どこで知ったのか、何を思ったのか、息子が小便小僧を見たいという。
一路、JR浜松町駅へ。

小便小僧は、JR浜松町駅の山手線外回りと京浜東北線下りの間のホームにある。
なんでこんなところに小便小僧がと、以前から疑問だったのだが、
鉄道開通80周年を記念して、昭和27年に小林歯科医院という歯医者さんから寄贈されたものなのだそうだ。



子ども故の疑問があるのと同様に、妻とともに大人故の疑問が湧き上がる。
この小便小僧の水道代はJR負担なのだろうか。
それとも小林歯科医院さんの負担なのだろうか。

とにもかくにも、念願の小便小僧を見ることができ、息子は満足そうであった。

その足で、日の出桟橋へ向かい、水上バスへ乗り、お台場海浜公園へ。
運航中、ずっとゆりかもめがついてくる。



運航速度にあわせゆりかめもが飛んでいるため、
時々、ゆりかめもが空中で止まっているように見えるのがなんとなく面白い。

すっかり東京観光を楽しんだ気分の一日であった。

2009年11月22日日曜日

U-26NPB選抜 対 大学日本代表を観て

おかげさまで息子はすっかりよくなったが、大事をとって今日も自宅静養。

昼過ぎ、セ・パ誕生60周年記念 U-26NPB選抜対大学日本代表のテレビ中継を観る。
残念ながらテレビ中継は途中で終わってしまったが、
大学野球のレベルの高さがわかると同時に、
ドラフト候補生の見本市のようでもあり非常に面白かった。
是非とも来年以降も開催して欲しいなと思う。

プロ側の選手がレベルが高いのは当然のこととしても、
素人目ながら個人的には以下の4選手が印象に残った。

亜細亜大学 東浜巨投手
これで1年生かと舌を巻いた。伸びのあるストレートに加え、変化球が鋭い。
プロフィールでも紹介されていたが、沖縄尚学高校のエースだった選手で、
1年生にして亜細亜大学のエース。
東都大学リーグでは新人賞を受賞。
高校卒業後、即プロ入りしてもそこそこやれたのではないかと思った。
3年後のドラフトが楽しみだ。

中央大学 澤村拓一投手
わが母校中央大学のエース。
コントロールに甘さがあるように感じるが、速球は抜群に良い。
若干生意気そうな面構えに加え、マウンド上でのふてぶてしさを感じさせる態度は好感が持てる。
フォームはどことなく、元中日ドラゴンズの与田剛投手を思い起こさせた。

関西学院大学 萩原圭悟選手
昨年の夏の甲子園での大活躍は記憶に新しいが、
関西学院大学でも1年生にして4番打者を務めているのね。本当にすごい。
手首が強いのか、体の使い方が非常に上手いのか、テニスのバックハンドのような打ち方が特徴的だ。
千葉ロッテマリーンズの福浦和也選手のようなフォームと言えばいいだろうか。

法政大学 多木裕史選手
うまく説明できないが、打席で雰囲気のある選手だなと思った。
なんとなく元日本ハムファイターズ→阪神タイガースの片岡篤史選手を髣髴とさせた。
で、彼も1年生。
いやー、末恐ろしい。

関連記事:

2009年11月21日土曜日

両親の来訪とIH調理器

今日から3連休は、私の実家(宇都宮市)へ行く予定であったが、
息子が病み上がりという事で、急遽予定をキャンセルし自宅で過ごすことにした。

私の息子を心配しつつも、孫に会っていない寂しさからか、
父と母がこれまた急遽こっちへ遊びに来てくれることになった。

先月、実家へ帰ったときに、私の仕事が忙しくあまり家に帰れていないことや、
節約のために会社で食事を作ろうと思っているという事を両親に話をしたところ、
父が「うちに使ってないIH調理器があっから、今度そっち行くときもってってやっから」という話題があった。
(私の父を知っている人は、あのテンションで読んでください)

で、今日、父は約束どおりIH調理器を持ってきてくれた。
持ってきてくれたのがコレ。

なんか「客席専用」って書いてあるし・・・。
どう見ても業務用である。



関連記事:

2009年11月20日金曜日

たべっ子どうぶつと男の買い物

息子が熱を出した。

そのため、夕食の買い物に行くことができなかった妻に、
帰りに牛乳を買ってきて欲しいと頼まれる。

スーパーで牛乳だけを手に取り、レジに並ぼうとしたところ、
たべっ子どうぶつ ハッピークリスマスというパッケージが目に入り、思わず買ってしまった。
妻も息子もたべっ子どうぶつが大好きなのだ。

夫に買い物を頼むと、必ず余計な物を買ってくる。
だから、うかつに買い物をお願いできないという記事を何かで読んだことがあるのだが、(Yahoo!知恵袋にもあった
気が付けば、私もその通りの行動をとっている。

今回は、妻も息子も喜んでくれたからいいものの、
気をつけないといかんなぁと思った。

2009年11月19日木曜日

ノートPCの不調とデフラグ

先月くらいから会社で使用しているノートPCの調子が悪い。

仕事に支障が出るほどではないが、若干ストレスを感じるレベル。
以前に比べ、アプリケーションの起動やファイルのコピーなどが、明らかに遅いのだ。
当初、メモリの故障を疑っていたが違うようだ。

昨年買い換えたばかりのこのノートPC。
零細企業のうちの会社としては、例えノートPCの価格が下がっているとはいえども、
出費は1円でも避けたいのが正直なところ。

もしやと思い、デフラグをしてみることにした。
以前、何で読んだのかはわからないが、
NT系のOSはファイルの使用効率がいいからデフラグは不要のようなことをずっと覚えていたため、
デフラグをしたことがなかったのだ。

デフラグを起動すると、ノートPCにプリインストールされているDiskeeper Liteというアプリケーションが起動した。
そのアプリケーションを使い、ハードディスクの分析を試みると、デフラグ後、パフォーマンスが47%向上するとの結果が出た。

ほんまかいなと思いながらデフラグを実行。

結果、明らかに違う。
購入時に匹敵するような快適な速度になった。

何でもやってみなければわからんね。
自分の無知から、PCを買い換えずに済んだ。よかったよかった。

写真1:デフラグ前。ファイルの断片化が強烈に進んでいる。


写真2:デフラグ後。すっきり。

2009年11月18日水曜日

nanapiと夫婦がうまくやっていくためのちょっとしたコツ

nanapi(ナナピ)というサイトを初めて見た。
簡単に紹介すると、ちょっとしたノウハウ集をみんなで投稿・編集できるサイトだ。

見るきっかけになったのは、newsingというソーシャルニュースサイトに、
nanapiの記事、夫婦がうまくやっていくためのちょっとしたコツが紹介されていたからだ。

紹介されていた7つのコツを読む。
なーるほどとは思うものの、個人的にはちょっと違うかなと思ったところが2つあった。

1:「おはよう」は目を見ていう

「おはよう」だけじゃなくて、
「ただいま」「いってきます」「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「ごめんなさい」、
全部目を見て言ったほうがいいんじゃないかな。
要するに、挨拶は目を見て言う。

3:テレビを観ながら会話する

質問された方も「知らない」で済ませるのではなく「○○だと思うよ」とか「なんでだろうね、Wikipediaで調べてみようか!」などと会話を続けさせるようにしましょう。
って、会話でWikipediaで調べるって、なんか面倒だなぁ。
テレビを観ているときにPCを立ち上げっぱなしというのもなんだかなな気がする。

関連記事:

2009年11月17日火曜日

銀河鉄道999と阿部君

朝から雨のうえに寒い。
たまには気分を変えて出社しようと急に思い立ち、
西武池袋線の東長崎駅から乗車した。
すると、ちょうど銀河鉄道999デザイン鉄道であった。なんかラッキー。

なんで銀河鉄道999と西武鉄道が関係あるのかなと思って調べてみたところ、
原作者の松本零士氏が練馬区に在住だからだそうだ。なるほど。



銀河鉄道999というと、阿部君を思い出す。

学生時代、私と阿部君はお互いの部屋に入り浸りだった。
阿部君の部屋には、
シティーハンター銀と金寄生獣東京大学物語What's Michael?など、
私が読んだことのない漫画がたくさんあり、その中に銀河鉄道999もあった。

幼少の頃、銀河鉄道999はテレビアニメで放映されていたものの、
なんとなく興味が湧かず、見ていなかった私は、
阿部君の部屋で初めて銀河鉄道999を読み進めた時、
最終回におけるその衝撃的な展開に軽くブルーになったものだ。

それにしても、銀河鉄道999の第1話の切なさもたまらない。
何ゆえに主人公の鉄郎は、機械の体を手に入れようとしたのか。

当時はただの漫画として読む事ができたが、
今は、日本の未来がああならないことを願うばかりなのだ。

関連記事:

2009年11月16日月曜日

日向さんとスカイラインGT-R

業務時間が終わった後、日向さんが会社に来てくれた。

日向さんは、今月末で13年間勤めたテンダを退職される。
先週末が最終出社日で、これからは有給消化だ。
それで今日、あらためて挨拶に来てくださった。

日向さんは、テンダ時代からの大先輩で、
寡黙だが本当に周囲をよく見ており、ふとしたことに的確なアドバイスをしてくれる。
その巨大な見た目に違わず、正に頼れる兄貴分なのだ。

私がテンダを退職した後も、日向さんは良き飲み友達であり、
余興バンドのベーシストとしてよく一緒に演奏する機会に恵まれた。

そんな日向さん、来るなり本当に小さな紙袋を私にくれた。
見てみると、私が過日のブログに書いたチョロQ2台であった。



私のために(っていうか私の息子のために)時間を割いて検索をし、
茨城のほうにあるおもちゃ屋さんのサイトで見つけてくださったそうだ。

うーん、実に気遣いの人なのだ。

日向さん、新天地での益々のご活躍、期待してます!



関連記事:

2009年11月15日日曜日

クレープと損して得とれ

昨晩、天気予報では明日は晴れだという。
息子に明日はどこへ行きたいか聞くと、「かわいいおばけがいたところ」と返ってきた。

「かわいいおばけ」がいたのは、先月訪れた三井アウトレットパーク多摩南大沢だ。
先月訪れたときはハロウィンのフェア期間だったので、
モールの至る所にお化けの人形が飾られていたのだ。
そのおばけを息子はいたく気に入っていた。

もう11月に入り、そのおばけは撤去されていると思われたため、
「おばけはもういないよ」と伝えたところそれでもいいと言う。

で、案の定いなかった。

モール内を歩いていると、息子が「アイスクリームが食べたい」と言い出した。
あまりに急だったので、ちょっと驚く私。周囲を見渡して合点がいった。
すぐ近くにクレープの販売車があり、息子はそれをアイスクリームの販売車と勘違いしたのだ。

私が、「あれはクレープ屋さんだよ」と息子に教えると、
息子が「クレープって美味しいんだよ」と言う。

「あれ?」と思った。
息子はクレープを食べたことがあるんだろうか。
疑問に思ったので、息子に聞いてみると、「食べたことない」と言う。
ずっこけそうになる私。
要するに食べたいという事なんだろう。

ふと小さい頃の思い出がよみがえってきた。
私も小さい頃、よくクレープを食べたいと思った。
なのに食べてみると、結局あまり美味しさを感じることができず、最終的には残し親によく叱られた。

いい機会だと思い、息子にクレープを買い与えた。
息子は、いちごと生クリームのクレープを選んだ。

案の定である。
生クリームといちごばかり食べている。
挙句、クレープを食べるのにクレープの生地そのものが邪魔だと、本末転倒な事を言い出した。

親バカを承知で書くが、うちの息子は記憶力がいい。
これでしばらくは、クレープを見ても食べたいとは言わないだろう。

関連記事:

2009年11月14日土曜日

P'PARCOとフェラリー足立区

買い物の帰り道。

息子が疲れたというもののベンチが付近に見当たらず、
仕方なくP'PARCO正面玄関前の階段に腰掛ける。
すると奥に赤いコンパクトカーが展示されていた。



遠目にうっすらと「フェラーリ初のコンパクトカー」のような文字が見える。
素直に「これはカッコイイ」と思った。

すでに夕方6時を回っている。
夕食の準備を済ませ、妻は私と息子の帰りを待ちわびているだろう。
やや急いでいた私は、そのコンパクトカーをよく見ずに、息子を前に立たせ写真を撮る。

帰り際、そのコンパクトカーの横にいた男性に東スポの号外を手渡された。
1面を見ると、P'PARCOで開催中の、ビートたけし氏と所ジョージ氏の企画展を案内するものだった。

家に買えるとそのコンパクトカーの「本当の」正体がわかった。
SUBARUのR1を改造したフェラリー足立区だそうだ。
フェラーリではなく、フェラリー。

よくよく見ればわかったことなのだが、ボデー横につけられたエンブレムは、
フェラーリのあの馬がコマネチをしているものだそうだ。

さらによくよく考えてみればわかることだが、私は先日東京モーターショーに行っている。
フェラーリがコンパクトカーを発表する。
そんな、一大事があればフェラーリは東京モーターショーに出展するに決まっているのだ。

すっかり騙された私は、気恥ずかしを感じつつも、心底愉快な気持ちであった。
やっぱりあの二人は偉大だ。

関連記事:

2009年11月13日金曜日

Levi'sの業績予想修正と702-XX

ちょっと前(2009年10月27日)の話になるが、
Levi'sブランドでジーンズや衣料品を販売するリーバイ ストラウス ジャパン業績予想の修正が発表された。
11月末日決算の同社は、今期は営業段階で赤字になるというものだ。

ニュースなどで○○社が赤字に転落などと報道されるときには、経常段階で赤字ということが多く、
営業ベースでは黒字を保っている企業が多い。
そんな中でのこのリリースに、ビックリしたと同時に、なんとなく納得してしまった。

若干書きにくい内容であるが、私もLevi's離れをした1人だ。
理由は単純で、ずっと愛用していたモデルが廃番になってしまったことに端を発し、
その廃番となったモデルと同価格帯のモデルがラインアップされていないこと、
泣く泣く買い換えた低価格モデルに魅力がなく、はくのを躊躇するようになったからだ。

中学生のときからはき始めたジーンズ。
私はほぼ一貫して同社のジーンズをはいていた。

起業してからというもの、外出するとき以外は職場でもずっとジーンズをはいていた私。
ほぼ1年半に1回のサイクルで702-XXというモデルを買い換えてきた。

ノンウォッシュの深いブルーが1年半も経つといい感じに色落ちしてくる。
そこにその1年間の歩みを重ね合わせることができた。
で、新しい同じモデルのジーンズに買い換えた時には、またこのジーンズが色落ちするまで頑張ろうという気になれたものだ。

ところがある日、この702-XXが廃番になってしまった。
ずっと型番指名買いだった私は、どのモデルを買っていいかわからなくなってしまった。
それで、散々試着して503というモデルを購入したのだけれど、やっぱりなんとなく違うのだ。

このIRを機にLevi'sのサイトを見てみたら、いつの間にか702-XXが再販されていた
嬉しいなと思った反面、ユニクロの1990円チノパンに慣れてしまった我が身には、
12,600円という数字がとてつもないものに見えてくるのだ。

関連記事:

2009年11月12日木曜日

ビジネス書の平均読書冊数と年収?

久しぶりにひどい調査(結果)を見た。

リクルートエージェントさんにもインテージさんにも何の恨みもないが、
調査や統計などにあまり詳しくない方が結論をミスリードしてしまうかもしれないので、
調査屋の端くれとして、以下の題材の調査の何がダメなのかを簡単に解説させてもらう。

問題の調査は、転職支援サービスを行うリクルートエージェント社が2009年10月27日に発表した、
過去1年間に読んだビジネス書に関する調査」だ。

調査項目が入手できないため、リリースから読み取れる調査の内容は以下の通りだ。
全国の20~30代の正社員が、
1.過去1年間に読んだビジネス書が何冊なのか
2.読んだビジネス書の冊数と年収との関係
3.職場環境(異動・昇格・転職)に変化にあった人が読んだビジネス書のジャンル

問題1: 平均冊数の区分けが大雑把すぎる

リリースの最初の項目には、職種別の平均冊数がグラフになっているが、
その平均冊数の区分け(切り分け)が大雑把すぎる。
グラフを見ての通り、「0冊」「1~9冊」「10冊以上」の3つの区分しかない。

この調査が上記の3項目で行ったのか、本当はもっと細分化されていたのかわからないが、
このような調査では、以下の様なまとめ方をするのが一般的だ。

・月3冊以上 (ほぼ毎週1冊以上、年間35冊以上) ←いわゆる読書家
・月1、2冊程度 (年間10冊以上)
・2ヶ月に1冊程度 (年間5、6冊以上)
・3ヶ月に1冊程度 (年間4冊) ←ビジネスマンを対象と考えると、目標管理などで「四半期」という考え方もある。
・半年に1冊程度 (年間2、3冊)
・1年に1冊程度
・まったく読書はしない (0冊)

もっとも、調査の結果、全体で見ると52%の回答者が0冊と回答したために、
3つの区分に強引にまとめてしまったのだとは思う。


問題2: なぜビジネス書の読書数と平均年収をクロスさせてしまったのか

この調査の最大の問題はこの点だ。
この調査結果を見ると、「もしかしたらビジネス書をたくさん読んだ方が年収が上がるのではないか」「ビジネス書をたくさん読む人は平均年収が高い」というミスリードを招く恐れがある。

ビジネス書の読書冊数と平均年収に因果関係があるのかどうかはわからないが、
少なくとも、この調査からは何の因果関係も見出すことはできない

まず、何をもって年収500万円未満と以上に区切ったのか。
まったくもって根拠が無い。

以前、このブログで「どんどん貧乏になる日本人」と題する記事を書いた。
そこで、厚生労働省が発表している国民基礎調査の結果を紹介させていただいたが、
2008年における20代(20~29歳)の平均所得額は317万円。同30代の平均所得額は546万円だ。
その差229万円。20代と30代ではまったく所得水準が異なることがわかる。

で、この調査のように年収500万円で区切ると、
20代からすれば平均を大きく上回るし、30代からすれば平均にすら届いていない
繰り返すが、この調査は20~30代の正社員を対象とした調査だ。

親切な(というか真っ当な)リリースであれば、
まず20代○○人(平均年収○○○万円)、30代○○人(平均年収○○○万円)を明らかにしたうえで、
読書量により平均年収がどの程度違うのかを明らかにするだろう。

実際、この調査において年収500万円以上の256人は、ほとんどが30代の人ではないかと疑っている。

では、なぜ年収500万円以上の人は未満の人に比べて、年間10冊以上読む割合が高いのかは、
私の分析では以下のような仮説だ。(前提として、年収500万円以上の大半が30代だとする)

ページ下部のグラフにあるように、職場環境の変化があった人が最も多く読むジャンルは、「資格取得」だ。
ここがキーワードだと私は思っている。

30代になれば、
・結婚をしマイホームの購入を検討するにあたって、会社が資格手当などを支給してくれるから、
 住宅ローンの返済を楽にするために資格取得に勤しむ。
・会社の昇格要件が「TOEICスコア500以上」のような基準を設けている。
・転職をするにあたって、少しでも条件がよくなるように資格取得をする。
などライフスタイルの変化に伴い、収入増に迫られたとき資格の取得は最も手っ取り早い方法だ。
だから、年収500万円以上の人(30代)の人が10冊以上、ビジネス書を読んでいるという結果になるのだと思う。


問題3: そもそもビジネス書って何だ?

見逃してしまいがちだが、この問題も大きい。
「ビジネス書」は非常に定義が曖昧で、読んだ人がビジネス書だと言えばビジネス書になる。
逆に、本人がビジネス書でないと思えば、それはビジネス書ではない。

例えば、営業職の人が、こうして私は世界No.2セールスウーマンになったを読んだら、
十中八九「ビジネス書を読んだ」と回答すると思われる。
しかし、機械のエンジニアが、初心者のための機械製図 (第2版)を読んだら、
おそらくビジネス書を読んだとは考えないのではないかと思われる。
それは「専門書」や「技術書」という位置付けであり、このアンケートのビジネス書のジャンルに含まれないからだ。

同様のことが、ITエンジニアにも言える。
トム・デマルコのピープルウエアを読んだら、ビジネス書と言うかもしれないが、
演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門を読んだら、ビジネス書ではなく専門書・技術書と言うかもしれない。
サーバ負荷分散技術はどうだろうか。

逆に、人事職の人が、
輝く組織の条件を読んだら、ビジネス書を読んだと回答するだろうし、
賃金の法律知識を読んでも、ビジネス書を読んだと回答するだろう。
例え、賃金の法律知識が、エンジニアでいえば初心者のための機械製図やプロジェクトマネジメント入門に位置するような、
専門書・技術書といわれるようなものであったとしてもだ。

つまり、この調査における「ビジネス書」は、
営業、人事・労務・総務・法務、企画職(広宣・販促・マーケ)の平均冊数が多くなるようになってしまうという問題を内包している。

だから、この問題を回避するには、
・技術書や(その職種の)専門書
・業界紙やビジネス雑誌(専門誌)
というジャンルを入れるべきではないかと考えられる。

逆に、
・自己啓発
・ビジネス人物伝
・資格取得
の3つのジャンルにスパッとそぎ落としてしまうという手法も有効だ。
それでも、「自己啓発」の位置付けは非常に危ういが。

まとめ(っていうか愚痴)

インテージさんは、歴史ある市場調査の大手で、非常に優れた調査を行う。
一方、リクルートエージェントさんも転職支援市場においては、優れた会社だ。

その2つが合わさったときに、あってはならない化学反応を起こしてしまったと思う。
調査をやっちゃった以上は、発表しないといけないという義務感もあったのだろうけど、いくらなんでもこれはまずい。

関連記事:

2009年11月11日水曜日

はてなブックマークとまかない日記

仕事がらみではてな社のはてなブックマークを色々と調べる。
(うちの会社がWebサービスの企画とかをするわけではないです)

せっかくの機会なのでと思い、はてなの各サービスやブックマークされたサイトを色々見ていたところ、
まかない日記というブログを発見した。

はてな社の京都オフィスでは、月曜日、水曜日、金曜日にまかないが出るそうなのだが、
まかない日記は、そのレシピが公開されているブログ。
それが実に美味しそうなのだ。
思わず時間を忘れて読み耽ってしまった。

社員食堂など到底持てるはずのない規模のうちの会社。
外で食べる昼食は美味しいものの、コストもかかるし栄養が偏りがちになる。

こういう取り組みは、うちの会社もそれなりの規模になったらやってみたい。

関連記事:

2009年11月10日火曜日

ボトムアップとトップダウン

あるブログを読んでちょっと気になった一文がある。

ボトムアップ社会であった日本の構造が根底から変わり始めています。
一体いつの時代、日本の社会はボトムアップだったのだろうか。

そのブログの前後の文脈からすると、
第二次大戦後の教育や企業活動について言及していると思われるのだが、
だとすると、なおの事、「ボトムアップ社会であった日本の構造」という言葉に違和感を覚える。

個人的な見解は真逆。
戦後のトップダウン社会から、
生活に(金瀬的な面で)ゆとりができるにしたがい、ボトムアップ社会の風潮が見えてきた中で、
バブル経済の崩壊により、「より強烈なトップダウン型社会(カリスマ型とも言い換えられる)」と、
「みんなの知恵を合わせるボトムアップ型社会」が緩やかに混在しつつ、
今般のリーマンショック以降の不況で、それが完全に二極化している状況だと思う。

日本は第二次大戦後直後からバブル経済直前くらいまでは、
強烈なトップダウン社会であるように思う。

特に企業活動においては、軍隊さながらの厳しい上下関係が存在した世界だ。
一例として、以前NHKで放送されていたプロジェクトX~挑戦者たち~の第106回、
水野組(現五洋建設)にスポットを当てた「爆発の嵐 スエズ運河を掘れ」を見ると、
当時のマネジメントがどのようなものであったのか、その一端を垣間見ることが出来る。

バブル経済真っ只中にあっては、
CMを覚えている人も多いだろうけど「24時間戦えますか」の世界だ。
「今日より明日、生活が豊かになることがなんとなく約束されている社会」において、
上位下達であっても、それに疑問を持たないことが、自身の生活の向上につながった。

言い換えれば、トップダウンなのではなく、
ボトムがだんまりを決め込むことで事が上手く運ぶ「受身型のトップダウン」とでも言えばいいだろうか。

それが、バブルの崩壊、米国発のネットバブル、グローバル化の進展という順を追い、価値観が激変した。
特に企業活動においては、生き残りをかけ、トップがより豪腕を振るうカリスマ型経営ともいうべきトップダウンと、
みんなの知恵をあわせていこう型のボトムアップに分かれたように考えられる。

終身雇用は崩壊し(最初から終身雇用など幻想なんだけれど)、人材の流動化が活発化。
年下の先輩・上司、年上の部下がありふれた光景になる中で、
多くの人が薄々感じていたことをまとめてくれた「フラット化する世界」という書籍が売れるなど、
社会も組織もどんどんフラットになっていった。

組織のフラット化というと、ボトムアップの代名詞みたいによく言われるが、それは半分正解半分誤りだ。
確かに、組織ピラミッドの高さは下がり、現場の意見はトップへ通りやすくなるかもしれない。
しかし同様に、トップから見ても現場の距離は近くなり、もっとトップダウンを発揮しやすい環境になっているのだ。

随分と長い文章になってしまったけれど、
そのブログを書いた方は、どのような認識から日本がボトムアップ社会という考えに至ったのか聞いてみたい。

2009年11月9日月曜日

らーめん弁慶

なぜ美味しいラーメン屋さんを見つけると、ついつい話題にしたくなるんだろうか。

渡辺とともに会社からちょっと離れたところ、
明治通りを新宿方面へ向かったところにあるらーめん弁慶へ行った。

はじめて行くラーメン屋さんは若干緊張する。
たぶん、他の外食店(定食屋さんや洋食屋さん等)に比べ、
個人の味覚の嗜好による、所謂「当たり外れ」の幅が大きいからだと思う。

それで、このらーめん弁慶さんは、あっさりしているのに多少濃い目の味という感じ。
量も多すぎず少なすぎず。
ジャンルで言えば「懐かしい感じ」系とでも言うようなラーメンであった。

今回は味噌ラーメンを注文したので、
次回は弁慶ラーメンを注文してみたいなと思った。



関連記事:

2009年11月8日日曜日

天袋の片付けとBeanie Babies

昨日、よほど遊び疲れたのか、息子が家で遊びたいというので、
良い機会だから家の片づけをすることにした。

我が家には、越してきて以来ほぼアンタッチャブルになっていた押入れの天袋がある。
今回はそこを中心に片づけをしようという事になったのだが、
いやー、出るわ出るわ、懐かしいものと不用品のオンパレードであった。

中でも、今回見つけて一番嬉しかったのがコレ。
Beanie Babiesの人形たち。(写真は一部。他にもまだある。)



これは、中ちゃんとアラスカへ卒業旅行に行ったときに買ったもの。
アラスカの卒業旅行の思い出は決して忘れることはないけれども、
この人形のことは引越しのどさくさで押入れにしまいこんで以来、正直なところ忘れていた。

私が最も気に入っているのは、写真前列右のセイウチ。
このBeanie Babiesは、人形の一つ一つに名前がついているのだが、
セイウチにはPaulと名付けられている

この命名は、おそらく、The BeatlesのGlass Onionという曲中で、
「the walrus was Paul」と歌っているのにひっかけているのだろう。
マニアックな話になるが、個人的には間違いないと確信している。

2009年11月7日土曜日

長男と長女

青木一家と一緒に新宿中央公園で遊ぶ。

半年ぶりに会った青木家ご長男は、いつの間にか自足歩行ができるようになっていた。
子どもの成長は本当に早い。

男女仲が良いことは大変よろしいことだが、
それにしても、うちの息子と青木家長女の仲睦まじさはなんなんぞと。

会った途端、誰も頼んでいないのに一緒のベンチの同じ枠内に座ってるし。



手でも握らんばかりだ。



いくら親同士は仲が良いとは言えども、青木ご夫妻の大事な大事な娘さん。
失礼なことはないようにと、なんとなく緊張してしまうのだ。

関連記事:

2009年11月6日金曜日

マウスの故障と問題の先送り

先日、とうとうマウスが故障した。

テンダに在籍時からMicrosoft Mobile Optical Mouseというのがお気に入りでずっと使い続けてきた。
このマウスはノートパソコンでの使用に特化していて、
マウス自体が非常に使用に支障がない程度に小さく、本体が非常に軽い。
そしてケーブルが70cmと短いため、机の上でケーブルが邪魔にならない。

ところが、このMicrosoft Mobile Optical Mouseはすでに生産が終了していて、もう入手できないのだ。

非常にケチくさいように思われるかもしれないが、
うちの会社ではマウスは自費購入だ。
理由は2つある。

ノートPCを支給している以上、マウス機能(ポインティングデバイス)はすでに備わっているわけで、
会社としては最低限の義務は果たしているという理由が1つ。

もう1つは、マウスを使用するのであれば、逆に会社からの押し付けでなく、
自分が使いたいものを好きに使えばいいという理由からだ。

6年間も同じマウスを使い続けていると、今までと違うマウスを購入するのにどうもふんぎりがつかない。
字面どおり、手に馴染んでいる。
新しいものを購入するくらいなら、いっそのことトラックポイント一本でいこうかと考えていた矢先、
以前、妻が私にそそのかされ購入したものの今は使っていない同じ型のマウスがあるとのことだった。

いやー、助かった。

とはいえ、6年後くらいには再度同じ問題に直面するはずで、
これぞ問題の先送りである。

2009年11月5日木曜日

築地と冬到来

築地でクライアントの研修を実施(っていっても私は見ていただけ)。
終わると夕方5時を少し回っていた。

夕方のラッシュを避けるのと(夕方は電車が意外と混む)、
少しでも電車賃を安くあげるために、築地から銀座まで歩くことに。

研修会場である築地浜離宮ビルを出発したときにはまだ薄暗い程度であったが、
銀座に到着する頃にはすっかり暗くなってしまった。

いつの間にかすっかり冬になってきたなぁ。

2009年11月4日水曜日

東京モーターショーの閉幕と日別来場者数

今日、東京モーターショーが閉幕すると同時に、衝撃的な数字が発表された。
主催者であるJAMA((社)日本自動車工業会)の発表によると、
13日間の会期の総来場者数は614,400人。前回行われた2007年の来場者数より57%減ということであった。

東京モーターショーの公式サイトに日別の来場者数が発表されているので、
それを勝手にグラフ化してみると下図のようになる。ポイントが赤いところは休日。




平日の入場者数は一貫して5万人を割っている。
世界的な展示会の1つである東京モーターショーが、
読売ジャイアンツや阪神タイガースの通常の試合の観客数より少ないというのが寂しい。

ちなみに、前回(2007年)のモーターショーは17日間の会期で総来場者は142万人。
1日あたりの平均来場者数は約83,000人。
つまり、今回のモーターショーは、休日ですら前回の1日あたりの平均値に到達していない。

今年9月に同じく幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2009。
プレスリリースで発表された来場者数を見ると、東京モーターショーとほぼ肩を並べた。

若者の車離れが叫ばれるようになって久しい。
車離れの現実をこのようなデータからも垣間見ることができる。

関連記事:

2009年11月3日火曜日

三井アウトレットパーク幕張とボーネルンド

先日、三井アウトレットパーク多摩南大沢へ行ったが、
あまりゆっくり見ることができなかったためもう一度行こうと。

息子に京王線と京葉線のどちらに乗りたいか聞くと京葉線だったため、
三井アウトレットパーク幕張へ行った。

海浜幕張駅へ到着し、驚いた。
いよいよ明日で閉幕する東京モータショー。
最後の休日(祝日)ということで、それなりに人が入るかななんて思っていたら、
海浜幕張駅はさほど賑わっていなかった。

三井アウトレットパーク幕張のほうは、家族連れで大変賑わっていた。



モール内にあるボーネルンドで、ビルダーキット テクノに夢中になる息子。

息子はあまり手先が器用ではない。
そんな息子が夢中になる姿を見た妻と私は、
だいぶ早いがクリスマスプレゼントに買ってやるかと話しをしていたところ、
息子は粘土のほうがいいと言う。

粘土を買うなら、こう言っては失礼になるが、わざわざ高価なボーネルンドで購入するよりも、
文具店で購入したほうが安価で済む。
ちょうどお買物券ももっているということで、池袋の東武百貨店に寄る。

東武百貨店のおもちゃ売場にもボーネルンドがある。
さっき幕張で見たビルダーキット テクノは、こっちではいくらで販売しているのか。
ふと気になった私は、探してみた。

すると、こっちでも幕張と同じ価格で販売されていた。
危ねー危ねー。

関連記事:

2009年11月2日月曜日

どんどん早まるクリスマスと消費刺激イベントカレンダー

ちょっと買い物をしてから帰ろうと、パルコ方面に向かったところ、
ISP池袋ショッピングパークではクリスマスの飾りつけをしている最中であった。



まだ、11月2日だよ?
いくらなんでも早すぎないかと、思わず一人苦笑いをかみ殺した。

ふと冷静になって考えてみると、日本はほぼ一年中、消費刺激のためのイベントだらけだ。
1月 正月、新年会、成人祝
2月 バレンタインデー
3月 ホワイトデー
4月 新生活応援(入学、入社)
5月 ゴールデンウィーク、こどもの日、母の日
6月 父の日
7月 夏休み
8月 お盆、夏休み
9月 敬老の日、今年に限ればシルバーウィーク
10月 ハロウィン
11月 
12月 クリスマス、忘年会

この空白だった11月をとうとうクリスマスが侵攻してきたか、という感じだ。
ハロウィンも年々派手になってきている気がする。

1年に1ヶ月くらいは、イベントもセールも何もない、通常営業オンリーの月があったら、
それはそれで新鮮な気がする。

2009年11月1日日曜日

全身筋肉痛

案の定というべきか、全身筋肉痛だ。
動くことすらままならない。

昨日は、フットサルの後、昼食(っていうか飲み)、ボーリングバッティングセンターという、
池袋フルコースであった。
久しぶりにこれでもかと言わんばかりに遊んだ。

フットサルでは足。
ボーリングでは腕。
バッティングセンターは腕と腰。

歳をとると筋肉痛が2日後にくると言われるが、
翌日に来た、まだまだ若いぞーと言い張りたくなる。

関連記事:

2009年10月31日土曜日

フットサルとアディダスフットサルパーク池袋

久しぶりにフットサルに参加した。
場所は、話題のヤマダ電機日本総本店の屋上にあるアディダスフットサルパーク池袋

テンダ在籍時から始めたフットサル。
在籍時にはほぼ毎月参加していたが、
起業して参加機会が減り、子どもができて足が遠のきで、
気がつけば今回は実に1年10ヶ月ぶりのフットサルであった。

おそるおそるコートに立つと、体がついていかないのなんの。
1試合の7分間がこんなに長いのかと。

パスミス。そして、出してもらったパスについていけず、ボールがラインアウトの連続。
挙句、足がもつれてプレイと半ば関係のない場面で2回ほど豪快にヘッドスライディングを決める私。

人工芝は転ぶと痛い。
両膝と手のひらに火傷のような擦り傷を作ってしまった。
日々体を動かすことの大切さを実感。

このアディダスフットサルパーク池袋は良い。
ヤマダ電機の買い物客の休憩所(喫煙所)を兼ねているため、
フットサルをしている姿を買い物客に自然と見られてしまう。

その人たちに恥ずかしいプレイを見られたくなければ、上達するしかない。

仕事、運動、演奏。いずれにしても、上達するためには、
・上手な人を見て真似る。 (手本の存在)
・個人練習 (いわゆる「陰の努力」)
・他人からの評価 (指導もこの範疇)
が必要だ。

下手の横好きよりも好きこそものの上手なれ。
どうせやるからには少しでも楽しめたほうがよいし、
楽しむためにはある程度のスキルはあったほうがよい。

日々、目の前にある仕事をワーワーとこなしている中で、
手本を見つけることを忘れていないか、陰の努力を手を抜いていないか、
他人からの評価をないがしろにしていないか。

そんなことを自分自身に問いかけなおすいいきっかけとなったフットサルだった。

2009年10月30日金曜日

完全失業率の改善と就業者数の減少

今日、恒例の労働力調査の平成21年9月分結果が公表された。

9月の完全失業率(季節調整値)は5.3%と前月に比べ0.2ポイント低下

と完全失業率の数値だけを見れば景気が上向きになっているんじゃないかと勘違いしそうだが、
肝はやっぱりコレ。
9月の就業者数は6295万人と1年前に比べ98万人減少
9月の完全失業者数は363万人と1年前に比べ92万人増加

就業者数はどんどん減り続けており(20ヶ月連続)、失業者数はどんどん増え続けている(11ヶ月連続)。

1年前に比べ、失業者が92万人増加したっていうことは、
大雑把に言えば、千葉県千葉市の住民が1年間でほぼ全員失業したのと同じスケール。
(千葉市の人口は10月1日現在で約95万人だ)

就職を諦める人が増えれば、見かけ上の失業率はどんどん改善されていくけれど、
就労者数の低下は国力の低下にほぼ直結する。

就業者数がプラスに転じない限りは、景気が底を打ったとは言えなさそうだ。

関連記事:

2009年10月29日木曜日

FinePix 1500とA203とF200EXR

悩みに悩んだ末に購入したデジカメが今日届いた。
結局購入したのは、FUJIFILM FinePix F200EXRである。
NTT-X Storeで2万円を切る価格になっていたため一気に決断した。




これで私が購入したデジカメは3台続いてFUJIFILM Finepixシリーズだ。

初めて購入したのは、大学生のとき。1999年。
Finepix1500というモデルだった。

150万画素。メーカー小売希望価格62,800円。
過去のニュースリリースを読むと、今では笑ってしまうようなスペック。
とはいえ、PCで見る限りでは、今でも十分な表示能力なのではないかと思う。(下写真)



2台目は、Finepix A203というモデルだ。
2003年、中ちゃんの家の近くのヤマダ電機で在庫処分価格だったものを購入した。
これは結構お気に入りだったのだけど、
2006年に北海道に社員旅行に行ったときに故障してしまった。

有効画素数200万画素というのが信じられないほどキレイに撮れる。



で、今回が3代目。1200万画素。もう未知の世界である。
写真を撮るのが楽しみなのだ。

関連記事: